資産所得倍増プランへの有識者のみなさまの提言
マネックス証券、マネクリさん。
はじめに
なぜか選挙前には具体化されない「資産所得倍増プラン」。これについて、有識者のみなさんは、どう考えるか?という興味深い記事です。有識者のおひとり、竹川美奈子さんがツイートされていて気が付きました。
「資産所得倍増プラン」への提言ということで、大江加代さん・大江英樹さん、野尻哲史さん、岩城 みずほさん、山中伸枝さん、横山 光昭さんのコメントが掲載されています。竹川も(提言というほど大げさなものではありませんが)今の考えを簡単にまとめました。https://t.co/zZeUhPd36Z
— 竹川美奈子 (@minakotakekawa) June 26, 2022
ご提言はいっぱいあり、いったん本稿にずらっと引用したのですが、箇条書きにしても長すぎたので推敲段階で削除m(__)m。
金言ならぬ金提言満載ですので、記事をぜひお読み下さい。
雑談
はっとしたのは、竹川さんの「国民年金を65歳まで延長(可能に)し」という具体案。これ、国民年金基金にも効いてくるんでありがたいですよね。65歳延長は趣旨は違えど権丈先生の本にも書いてあったなあ。
もし可能にするならば、制度改革に間に合わなかった世代のリカバリ策とセットでお願いしたいです。
また、野尻さんのベンチマークを「2000兆円の個人金融資産の倍増」にするというご意見に思わずにやり。明快な数値目標のキライなみなさまへの大いなる皮肉と受け止めます。
「資産所得倍増プラン」に対する一番の不満は、繰り返しになりますが、選挙前にはあきらかにされないことです。良心的に解釈するなら、「国民の声を聞いてみよう」ということでありますが、本件に関してそんな話は聞いたことがない。あったら、私に教えて下さい。
有識者のみなさまのご意見は非常に参考になりますね。勉強になりました!
ただ、良識ある有識者のみなさまとは一点だけ違うことがあります。それは、やっぱり規模ありきなのではないか、ということ。お得意の小出しのしょぼい改革だったら、もうがっかりです。
手法としては、現行の制度を改善するというのではなく(制度の整合性を取ろうとしてしょぼくなる予感)、圧倒的に有利な新NISA制度を作り、これまでのNISA口座や特定口座で既に保有している有価証券を簿価で編入可能にして自ずと一本化する道を作ってほしい。これまで善良なる手段で我が国の重要政策「貯蓄から投資へ」の実現にささやかに貢献してきた人々を無視しないで欲しい。
安くならない昔のインデックスファンドを長期保有する古手インデックス投資家としては、また同じ轍を踏みたくないと願う今日この頃です。
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