私が、持ち株会を思い切って止めたとき
カンチュンドさん。
はじめに
カンチュンドさんのサブの相談案件として多いのが、「保険関連」「住宅ローン」「相続」そして
「持ち株会」(自社株購入)
だそうです。
分散投資の観点からはあまりオススメできるモノではないので、止めることも検討してみては、という内容でした。
持ち株会というのは、特典を付けるので自社株を買って下さい、と言う制度。特典とは、たとえば、
- 普通は単位株でしか買えないが、定額で買える
- 単位株になったら払い出せる
- 退会時は端数を時価で会社が買ってくれる
- 補助金が出る。
- 手数料無料(実際は証券会社に事務を委託するので会社持ち)
カンさんの記事によると、補助金が25%と言う会社もあったそうな。すごい。
私が、持ち株会を思い切って止めたとき
私もサラリーマン時代、自社持ち株会、入ってました。
概ねこんな経緯。
- 入社したときになんとなく入った。
- バブル崩壊したとき、積立額を倍にした。
- ITバブルの時、単位株分全て売却して、住宅ローンの繰り上げ返済に充てた。
- 会社への義理も感じたので、以後は、最低口数で積み立てることした。
- 時を同じくしてネット証券を開設し、個別株投資からの投信つみたてへ。
- そうこうしているうちに会社がM&Aで違う名前の会社になり、自然退会した。(このときのパフォーマンスは、ほぼトントンだったと思う。)
そして、更にそれから数年経って、早期リタイアすることになったのでした。
持ち株会。結果的には、大いに恩恵がありました。金銭的にもですが、「ドルコスト平均法」を知ることができたことが大きい。持ち株会の入会案内に書いてあったことを今でも鮮明に覚えているくらい。
なので、ネット証券でつみたてを始めたときも、ドルコスト平均法ってなんですか?とはなりませんでした。その効能を15年くらいの自社株つみたて経験で体得していたのです。
今、私が新入社員だったらどうするかな。自社株がある程度には立派な会社に入社できたことを誇りに思って入る・・・ということはないかな。自社持ち株会より、つみたてNISAの方が先ですしね。そして、若いうちはそこで金銭的に力尽きます。
入った会社が、黎明期、成長期にあり、「オレが会社を儲けさせてやる!」くらいの鼻息があったら入るかもしれません。
コメント
いつも拝見しています。持株会、10%の報奨金とドルコスト平均法につられて、入社してからバブル崩壊までやっていました。山一證券の倒産時に自社と命運を共にするリスクが怖くなって退会しましたが、当時、株式投資するには単位株を購入するしかなく、薄給の宮使えでは厳しいものがありました。そんな中、持株会は少額で積立できて、株式投資の入り口にもなりました。現在は、累投とかミニ株とか、株式投資へのハードルが低くなって、あえて持株会に入らなくても良いかなと思います。
投稿: 定年退職者 | 2022年6月27日 (月) 15時40分
>定年退職者 様
コメントありがとうございます。
まさにそんな感じです。
つみたてNISA全盛の今は必要ないですよね。
投稿: NightWalker | 2022年6月28日 (火) 00時25分