不安定な相場の中で見いだす投資家の「楽しみ」とは?
Diamond Online、山崎元さん。
はじめに
記事はまずは、振り返り。
(昨年末)、筆者は、今年の株式市場を展望して、四つのリスク要因を挙げた。「コロナリスク」「地政学リスク」「パウエルリスク」「岸田リスク」。
以上は株が下がる要件でした。今回の記事は、その後のお話。株価下落が終わる3条件として
- 物価上昇が目に見えて終わったとき
- 雇用が悪化したとき
- 金融システムに不安が生じたとき
をあげています。で、投資家的にはどうすればいいかというと、
”多くの投資家にとって、「持ち株をそのまま持ち続けて、株価の下落があってもそれに耐え、将来の上昇を待つ」バイ・アンド・ホールド戦略が適切”
いつもの結論です。バイアンドホールド最強。ただし、株価の上昇が急激だった場合は、
”「筆者自身が自由な投資家だったら」と仮定すると、株式投資額の1割か2割程度(どんなに大きくても2割だ)売っているような気がする。”
とのことでした。私の場合は、リバランスでそうなっちゃうんだろうなあ。
不安定な相場の中で見いだす投資家の「楽しみ」とは?
記事は最後に「楽しみ」を書いてます。それは、「市場が織り込んでいるであろう予測」、それを超えるネガティブなイベントが発生して、株価が大きく下げたとき。
”投資の絶好機になる可能性がある。「チャンスがあれば追加投資する」という心づもりで金策のめどを立てておくといい。”
とのことです。
うんうん。氷河期ブログのななしさん的に言うと、おもわず首がもげるほど全力でうなずいてしまいました。
私がカウチポテトポートフォリオ(リスク資産:無リスク資産=1:1)って、私のリスク許容度を長年の経験から推し計って決めてるんですけど、精神的な話で言うと、まさにここ。ポートフォリオの無リスク資産が、まさに、山崎さんおっしゃるところの「金策のめど」になっております。
このため、無リスク資産の全てを個人向け国債にしているわけではなく、一部(ポートフォリオの5〜10%)は、待機資金となっております。
コロナショックでは、早期リタイアの予備資金を投入してきましたが、それも尽きました。この「カウチポテトポートフォリオの密かな愉しみ」が、いよいよ発動するのか否か。そんな不埒な妄想に耽ってみたりもする今日この頃でした。
コメント
今から2年後を想像してみる。
株式やコモディティ、為替の将来価格は予想出来ない。しかし日々起きている事象を基に2年後の自分を想像する事は大切だと思います。その際に米国、中国、ロシア、日本、世界、がどんな状態か?勝手に想像して、資産運用を考える事が楽しい。
日本への投資を控えているオークは、米ドルETF投資を念頭に置き、BND(全債券) VCLT(社債) VTIP (インフレ連動債券) VDE(エネルギー株) VYM(高配当株) で米国FRBの動きを見ながらリセッションに備えます。毎月ドル購入して債券を購入して、インカムゲインを増やし様子を見てVYM購入します。2年後が楽しみです。
投稿: オークX32 | 2022年5月26日 (木) 09時59分
>オークX32様
コメントありがとうございます。
投資は自己責任。好きなように考え,好きなように投資でいいと思います。
投稿: NightWalker | 2022年5月27日 (金) 00時37分
「チャンスがあれば追加投資する」ことは言うほど簡単ではないように思います。
金融システム不安の際には、確かに大きく相場が下落することが予想されますが、その下落がいつまで続くのか、どの程度まで下がるのかがわかりません。何回かに分けて追加投資するとしても、リーマンショック級の下落なら相場が底に達する前に資金が尽きてしまいそうです。
投稿: トーゴー | 2022年5月29日 (日) 10時48分
>トーゴー様
コメントありがとうございます。
>言うほど簡単ではない
その通りです。
私の考える追加投資とは、リバランス。なので無リスク資産をポートフォリオに組み込んでいると資金は尽きないんです。チャンスに対する反応と言うより、オペレーションですかね
投稿: NightWalker | 2022年5月29日 (日) 10時59分