インベスト・イン・キシダ に思うこと。
日経、山本由里さん。
はじめに
最近、ネットでもちらっと(しらーっとかもw)評判になっている「インベスト・イン・キシダ」。
”岸田文雄首相は5日、ロンドンの金融街シティーで行った講演で、貯蓄から投資への移行を大胆・抜本的に進め「投資による資産所得倍増を実現する」と表明した。具体的な政策として少額投資非課税制度(NISA)の抜本的拡充や預貯金を資産運用に誘導する新たな仕組みの創設を挙げた。
「新しい資本主義」を説明し「日本経済はこれからも力強く成長を続ける」と訴え、「インベスト・イン・キシダ(岸田に投資を)」と呼び掛けた。”
これに対し、日経さんの記事では、3つの論点を提示しています。
①(NISAの)制度的問題 恒久化されていない
② 心理的問題 「怖いからやらない」「やらないから怖い」
③ 構造的問題 キャピタルフライトにならないために
どれもその通りですよね。
雑談
今回、わかったのは、どうやら「少額投資非課税制度(NISA)の抜本的拡充や、国民の預貯金を資産運用に誘導する新たな仕組みの創設」をするっぽいということなんですが、WhatとWhenがまったく発信されてないわけで、なんとも評価のしようがない。この話自体は、ずーーーっと議論されて議論だけで終わってたことですからね。
たとえば、
- まずは制度の恒久化、一般NISAとつみたてNISAの統合
- 総非課税投資枠を現行の少なくとも2倍、なんらかの条件付き(たとえば10年以上のホールド)で5〜10倍
- 年間非課税投資枠を、総投資枠と同じにする(一気に総投資枠を使えるようにする)
- NISA口座内のスイッチング非課税
くらいのことをやってくれないと、抜本的とは言いがたい気がします。海外のISA制度と比べてどうなのか?と言う視点も出て来るでしょう。
もはや残りの人生の少ない私としては、非課税枠を一年で一気に使える制度は作って欲しいですが、はてさて。
また、小出しの制度になっちゃうのかなー。あー、イヤな予感しかしない。NISA制度の抜本的な改革の具体的な内容を早く知りたいと思う今日この頃です。
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