庶民も長期投資すべき理由が端的にわかる良記事! 〜インフレ・円安への資産防衛 積み立て投資「勝率」96%
日経田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第48回のテーマは、こちら。
インフレ・円安への資産防衛 積み立て投資「勝率」96%
記事は、
”20年積み立ての最終月を1990年1月以降、1カ月ずつずらしていき、それぞれの時期まで20年間積み立て投資できていた場合の投資成績を計算してみた。(対象:日本を含む先進国株価指数(MSCIWORLD、配当込み、円ベース)に連動する投資信託)
その結果、
- 4%未満だった期間の割合は13%
- 2%未満だった期間の割合は4%
- 0%未満だった期間の割合は、ほぼゼロ。
- 30年積み立てなら、最悪期だった09年2月まででさえ、年利回りは3.5%。
とっても役立つシミュレーション結果! 記事には、「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」の試算サイトのご紹介もあります。
本格版(有償・準備中)のためのクラウドファンディングも実施中。ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいませ。
庶民も長期投資すべき理由が端的にわかる良記事!
田村さんの記事は、庶民も株式の長期投資をすべき理由を端的に教えてくれます。
- 20年くらいで元本割れするリスクがほぼなくなる。(名目リターンがプラス)
- 30年くらいでインフレ負けするリスクがほぼなくなる(実質リターンがプラス)
ものすごく重要ですよね。この事実の根底にあるのが、「資本収益率(r)は経済成長率(g)より大きい」というピケティの法則です。
r>g
資本主義の恩恵のある国(もちろん日本も)できっちり働いて、地道に資本収益率の恩恵を得る対象(つまり株式)に投資し続けると相対的にお金は増える。わかりやすく言ってしまうと、普通のサラリーマンでも地道に長期間がんばれば1億円を超える資産を作れるわけで。社会にとっては、ある意味、いささか不都合な真実なのです。
そして、その方法は超カンタン。「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」さんのサイトには、こう書かれています。
”金融リテラシーが高くなくても、お金持ちでなくても、誰もが簡単に行える「75文字の投資戦略」”(中略) それは、
「全世界の株式インデックス・ファンドをできるだけ若いうちから、毎月、定期的に一定額を積み立て投資する、そして、それをリタイアするまで絶対にやめないで続ける」
というものです。”
40年前にオールカントリーとこのリテラシーがあれば…(笑)。
-----
ところで、試算サイト。個人的に最近欲しいなと思うのは取り崩しバージョン。定額とか定率とかで過去データで計算できるとうれしいかも。資産活用応援ツール。今まで考えたことなかったけど、気合いで作ってみようかしら。excelベースで。
コメント
Google スプレッドシートでお願いします!
エクセルだと自宅PCで動かせないのでw
投稿: | 2022年4月14日 (木) 19時08分
>?様
リクエストありがとうございます。いろいろ管理が面倒そうなので公開はしないで結果だけブログで書く形にしようと思ってます。悪しからず。気が向いたら作りま〜す。
投稿: NightWalker | 2022年4月14日 (木) 19時14分
>40年前にオールカントリーとこのリテラシーがあれば…(笑)。
コンピューターの飛躍的な性能向上とインターネットの登場の賜ですね。
投稿: KKMM | 2022年4月14日 (木) 21時01分
>KKMM様
コメントありがとうございます。
ですね。
投稿: NightWalker | 2022年4月15日 (金) 00時11分
night様 お取り上げありがとうございます! 投資成果ってスタート時期次第でどうにでも見せられるので、スタート時期をずらして公平に見せるこうした記事は大事かと。うわ!自画自賛!w
投稿: たむりん | 2022年4月16日 (土) 17時49分
>たむりん様
コメントありがとうございます。
単純リターンだと、敗者のゲームにおなじみの平均回帰の図がありますが、積立だとないですよね。すばらしいです!ぱちぱち!
ちなみに、私も単純名目リターンですが、日経平均の平均回帰は図にしてみたことがあります。自画自賛(笑)。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2019/10/post-1a61cf.html
投稿: NightWalker | 2022年4月16日 (土) 19時10分