インデックスファンドの選び方 2022/4
私が、ブログを始めた2005年に比べて明らかに悩みがなくなったなーと感じるのが、インデックスファンド選び。かつては新しいファンドが出ると「ぎゃー」、海外ETFが買えるようになって「わー」。ばたばたしていました。
インデックスファンドは選びやすくなった。
要因をいくつかあげると、
- マイナーだった(派手さに欠ける)世界分散型のインデックス投資と言う手法に興味を持つ人が増えた。
- それに合わせて、低コストの国内ファンドが出て来るようになった。
- つみたてNISAがとどめを刺した。
っていうところでしょうか。そんなインデックスファンド選び。スクリーニング条件は割と簡単です。
(1)ネット証券で買えるつみたてNISA対象ファンドから選ぶ
(2)つみたてNISA対象ファンドに残ってしまった不純物を取り除く。
→今となっては絶対値として高コストのファンドは除外
→一物多価で高コストなファンドも除外
(3)純資産総額の大きいファンドを選ぶ
インデックスファンドのスクリーニング 2022/4
ときどきやっていますが、SBI証券のパワーサーチを使って、以下の条件でスクリーニング。
- つみたてNISA対象ファンドをスクリーニング(177本)
- 信託報酬率税込0.3%以上のファンドは除外(89本)
- 純資産総額100億円以上(53本)、500億円以上(22本)
純資産総額1000億円以上は、以下の11本です。
ファンド名 | 純資産 総額 (百万円) |
信託報酬 |
---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 1,178,372 | 0.0968%以内 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 558,282 | 0.162%程度 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 554,932 | 0.0938%程度 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 501,421 | 0.1144%以内 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 399,329 | 0.1023%以内 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 330,688 | 0.1023%以内 |
ニッセイ日経225インデックスファンド | 194,976 | 0.275% |
たわらノーロード 先進国株式 | 190,884 | 0.10989%以内 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 173,917 | 0.202%程度 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 142,586 | 0.154%以内 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 136,082 | 0.1144%以内 |
こうしてみると、買ってもだいじょうぶそうなインデックスファンドには資金が集まるんだなあ、と実感します。日本のインデックスファンド市場は、古いファンドがコストの安い新しいファンドに駆逐される格好で成長をしているように思えます。ちょっと健全とは言いづらいですけど結果オーライと言うことで(^^;)。
残念なのは、日本株。上記リストに残ったのはニッセイさんの日経225くらい。これだって、安いとは言いづらい信託報酬率。残高が大きい日本株のインデックスファンドって信託報酬率が高いままの古いのが多いんです。なんとかなりませんかね。
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