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2022年4月19日 (火)

全世界株式型インデックスファンドの比較 2022/3

今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。

比較対象

<MSCI ACWI 連動> 

<FTSE Global All Cap 連動>

この比較シリーズでは、コストやベンチマークかい離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。

  • リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
  • コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。

2022/3の比較 MSCI ACWI連動

指数→ MSCI ACWI連動
2022/03 SS全世界 eMAXIS Slimオールカントリー たわら全世界
1ヶ月 9.54% 9.59% 9.56%
3ヶ月 1.72% 1.84% 1.79%
6ヶ月 11.00% 11.19% 11.13%
1年 20.06% 20.46% 20.33%
3年 64.33% 65.72% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.5280% 0.1144% 0.1320%
純資産総額(百万円) 7,881 492,385 1,872
参考:前月純資産総額(百万円) 6,808 420,332 1,589
純資産総額前月差分 1,073 72,053 283

2022/3の比較 FTSE Global All Cap連動

指数→ FTSE Global All Cap連動
2022/03 楽天VT SBI雪だるま SBIVT
1ヶ月 8.78% 8.80% 8.78%
3ヶ月 1.63% 1.87% -
6ヶ月 10.54% 10.17% -
1年 18.85% 18.50% -
3年 63.68% 62.52% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.202%程度 0.1102%程度 0.1338%程度
純資産総額(百万円) 172,992 56,809 7,190
参考:前月純資産総額(百万円) 152,366 49,493 5,247
純資産総額前月差分 20,626 7,316 1,943

FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。

  • 楽天VT※、SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
  • SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本

※楽天VTは、

  • バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS) の3本の運用に変更になります。実態は、同社による今後の運用次第です。

ニュースリリースはこちら↓

今月の雑談

相変わらずオールカントリーに死角なし。ひとり勝ちが続きます。その影に隠れてますが、たわら全世界も運用は安定しており良いファンドです。信託報酬率が高めのステートストリート全世界の純資産総額くらいは超えて欲しいなと密かに思ってます。

期待のニューカマーSBI VT。1ヶ月のパフォーマンスは、楽天VTと同等でした。年次リターンは、楽天VTがトップですが、Ⅰ年後、SBIVTとの勝負がどうなるか、楽しみです。順当に行けば、SBIVTが信託報酬が安い分有利。ですが、運用によって結果は変わります。コスト差は運用のブレで簡単に吹っ飛びます。また、楽天VTが、突如、VTに加えVTI,VXUSを組み合わせる運用に変更。お手並み拝見と言ったところです。

私個人としては、こうなってしまうと、もしFTSE Global All Cap連動のインデックスを買うのならSBIVTですかね。VTにこだわるのであれば、海外ETFを買えばいいじゃんと思っている人なので。

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株式の長期投資とは、この図が全て。

202202211

なんとなく流行ってるからではなく、「オールカントリーをはじめとする全世界株式指数やS&P500連動のインデックスファンドは、この現実をバイアンドホールド型の投資によって活用するための最有力ツールである」という理解が重要です。しっかりと腹落ちする理由を持って積み立てないと、ちょっと相場が軟調になると他の商品に目移りしたり、投資法を変えたり。結果としてテラ銭を稼ぐ証券会社ばかりが儲かるという構図になりかねません。

相場低迷の時こそ、長期投資家の真価が問われます。いざというときにじっとホールドできるのか。返す刀で資金を投入できるのか。自身のポートフォリオのリスク選好度を決定するに当たって、考慮すべき重要な視点です。相場の価格変動ではなく自分にとって適切なリスク。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」なのであります。

<ご参考>

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