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2022年4月 9日 (土)

分散投資の効果がわかる図 2022

投資を始めたばかり、投資を始めようと思っている方に、ぜひ、一度くらいは見てもらいたいのがこの図。

分散投資の効果がわかる図 2012-2021

証券会社のパンフレットでも時折見かける、定番の図です。

202204091

                          モーニングスターさんのサイトより

ひと言で言えば、

 勝ち続ける資産はないが負け続ける資産もない

ということ。まるで人生。それなりに波瀾万丈。上記は年次ですが、月次も順位はガンガン入れ替わります。この図は、以前にもご紹介したことがあります。

前回、「年に一度はご紹介しようと思って」だなんて書いていますが、3年経ってしまいました(^^;)。つなげてみると、それなりに長い期間の推移を知ることができるので、暇な人は見てみてください。

勝ち続ける資産はないが負け続ける資産もない

たとえば、 最近全然ダメな日本株。モーニングスターさんの図は、指定の資産の推移にフォーカスすることもできます(資産をクリックしてみて下さい)。

202204092

もうすっかり忘れていたんですが、日本にもいいときがたまにあったんですよ。

これを「アベノミクスの特殊例」とみるのか、「日本市場も超長期で見ればリスクプレミアム※を持っていて平均回帰すべくがんばる時がある」とみるのか。金融理論的には、たぶん後者です。(※リスク資産は、リスク応分の期待リターンがある)

分散投資の効果とはリスクを下げることだ。リスクは、金融の世界では価格の変動を意味する。上振れしても下振れしてもリスク。(アップサイドリスク、ダウンサイドリスク)。一般的には年次リターンの標準偏差で表現され、「各資産の期待リターン」「各資産の標準偏差」「各資産間の相関係数」を使って複数の資産を組合せた場合のリスクを計算する標準的なモデルもある、勉強してからものを言え・・・・

・・・なんていう説明を聞いて「もう疲れたよ」と思った時に、ぜひ見てもらいたい図のご紹介でした。

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コメント


「池の中のクジラ」

日本銀行は「異次元金融緩和」と称して、株式市場までシャシャリ出て来ました。株式市場迄手を出すだ中央銀行は、先進国には有りません。「債券」は期限が有るので自然に減って行くが(ホントはこちらに方が問題は大きい)「株式」は値動きが有り、減価して損害を被る可能性がある。それより、出口に向かう時が来て「売却」する時の影響は大きいと思います。

「日本債券」「日本株式」 開かれた自由市場を「政治の都合」で大きく歪めてしまっているので、その「ツケ」をいずれ払う時が来ると感じています。
アセアロを既に変更しています。

日本債券 10% ⇨ 0%
日本株式 25% ⇨ 15%
外国株式 35% ⇨ 25%
外国債券 40% ⇨ 60%

外国株式は、米国の株式市場を今年から来年まで、吟味して外国債券とリバランスする予定です。いずれにしても「日本市場」にはこれ以上魅力は感じません。

投稿: オークX32 | 2022年4月 9日 (土) 10時22分

>オークX32 様
コメントありがとうございます。
日本株は、時価総額比より多めなのですね。

投稿: NightWalker | 2022年4月 9日 (土) 11時06分

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