窓際族は勝ち組? 働きたくない若者が増えている件について
日経ビジネス、河合薫さん。
働きたくない若者が増えている件について
”つまり、"働かないオジサン"ならぬ、"働きたくないヤング"の誕生である”
オジサンのみならず、若者も働きたくない時代(^^;)。属性を
- 最初から正社員(勝ち組と思われている人)
- 転職・一時他形態
- 他形態から正社員
の3つで見てみると、
”安定した立場と年収とを手に入れた「最初から正社員」の人ほど、現在の仕事にやりがいを感じておらず、2016年の前回調査と比較すると、キャリア意識が著しく低下
"働きたくないヤング"は、30代前半で年収700万円ももらっている超エリート集団”
だそうです。
雑談
「仕事にやりがいはない」「かといって今の環境を捨てて起業・転職する気はない」「窓際族って実は勝ち組じゃん」・・・エリートなのになんとも情けない?
私はそうは思わないんですよね。なんとなくわかる。年功序列を引きずったままの成果主義(いまどきで言ったらジョブ型雇用)の当然の帰結というか。しょせんは総枠人件費の圧縮が狙い。では、このシステムにおいて確率論的に自分の将来がどうなるか。そんなことを考えると、当世サラリーマン処世術としてそういう思考もあるのではないでしょうか。
でも、窓際族って、なるのも続けるのも意外とむずかしいかも。いまどきの会社は、窓際族を遊ばせてくれるほど余裕はないだろうし。窓際族ではなく、いきなり窓外族。
会社って、アラフィフあたりから全然違う仕事になったりすることがあります。現場の主で居座られても困るので、定年の10年前くらいからノウハウと人脈を吐き出させて追い出しにかかるわけです。ここで、このまま踏ん張るか、前倒しで60代もできる仕事に自ら移行するか。前者は多くの人が選ぶ道。そして、後者は準備が必要。
私が思うには、サラリーマン、とりあえず行けるところまで行ってみて、その上で、選択肢を増やしておく必要があるなあと。キーは2つ。
(1)一生出来そうな活動のスキル、人脈を作る
できれば、40代から副業としてスタートしておくのがベター。私は副業にするまでの発想はなかったので、今にして思えばちょっと残念。履歴書上の年齢が50代になってくると選べる仕事も減ります。体力、気力面からも、早いうちに始めたもん勝ちです。
(2)お金
言わずもがなですね。お金のパワーがあれば、たとえば、早期リタイアできますからね。お金を稼ぐことが必須でなければ、スキル不足を補うことができ、やれることの幅は大きく拡がります。その恩恵を噛みしめている今日この頃でありました。
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