新入社員のみなさまへ 2022
全国の新入社員のみなさまおめでとうございます。毎年恒例、当ブログ的、新社会人心得の条の2022アップデートです。
私も定年の歳を越え、さすがに「現役世代でもないのに何をいまさら先輩面して」と言う気もしてきたので、今年から、現役世代的なノウハウ集は手短にします。
サラリーマンを始めるに当たって押さえておきたい7つのポイント
- 給与明細の項目、特に所得税(源泉徴収)、住民税(次年度から引かれる)、厚生年金、健康保険を理解する。
- 貯金習慣を身に付ける
- 可能であれば、確定拠出年金(DC)に入る。
- 収支が厳しいのであればDCは当面あきらめ、少額でつみたてNISAを始める(長期投資の勉強)。
- 基本的には生命保険は不要。保険の営業からは距離を置く。
- 借金に注意。ローン、リボ払いはしない。カードは翌月一括のみ。
- 都市銀行か有力地銀(振込、各種引き落とし用)、ネット銀行、ネット証券の口座はとりあえず作っておくべし
以上、押さえておきたい7つのポイントでした。なんか、もう書くまでもないかな、と言う気がしてきました(笑)。
21世紀のサラリーマン人生に幸あれ!
昔に比べると、人生は長くなりました。
期待に胸膨らむ新入社員のみなさんにこんなことを申し上げるのもなんなんですが、1つの会社だけで人生を渡りきるのは、むずかしい時代です。かと言って、何種類もの仕事を転々とする人生を歩むのもなかなかにむずかしい。優秀な人の成功譚を聞いても始まらない。でも、せめて大きく2つは考えておきたいのです。それは、
- 家住期 25歳〜50歳 → お金を稼いで資産を形成する時期。家族を作る時期でもある。ある意味お金に執着する生き方。
- 林住期 50歳〜75歳 → 一生出来る仕事をする。好きなことをやって暮らす。家族から自立する時期。お金に執着しない生活。
家住期と林住期※、この2フェーズ。(※五木寛之先生の本の言葉です)
時代の空気もあってなのか、最近は最初から早期リタイア(林住期の1つの解)を目指している人もいるかと思いますが、まず第一に申し上げておきたいことは、私が早期リタイアできたのは、
会社で稼ぐことができたから
です。上記で言うところの「家住期」をそれなりにがんばってよかったなと。でも、反省もあります。それは、「家住期」において、
「林住期(会社を卒業したあと)」に向けた仕込みが足りなかった…
ということ。
お金や社外での活動のための人脈は期せずしてできましたが、もう一歩踏み込んで副業レベルまで持っていけば良かった。副業は会社から禁止されていたので大っぴらにはできなかったんですけど、もう少し知恵を働かすことができてたらなあ、と。
大変な世の中ですが、若いみなさんには、無限大の可能性があります。新社会人のみなさまのこれからの人生がすばらしいものになりますように祈念しております。
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