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2022年3月12日 (土)

SOMPO123 先進国株式 〜長期投資向きと言えそうな、ほぼはじめてのアクティブファンドが登場

モーニングスターさん。

SOMPO123 先進国株式

話題の低コストファンドSOMPO123について、SOMPOアセットマネジメントさんにお話を聞くと言う記事。ざっくり整理しますと、

  • 信託報酬が年0.077%
  • 先進国株式に投資するアクティブファンド
  • 概ね「MSCIコクサイ・インデックス」に近い値動きを想定
  • 銘柄を絞ってコストの抑制と分散効果を両立
  • 信用格付けが低い銘柄は投資対象から除外(テスラは入っていない)
  • インデックスファンドのような銘柄入れ替えの悪影響がない

コスト削減は、

  • ファンド運営費用→ペーパーレスなど
  • ファンド運用費用→従来のアクティブ運用の調査を活用など

などなど、徹底して実施しているそうです。どうしてこういうファンドが企画されたのかというと、

”私どもは最後発の立場になるため、この成長市場に参入し、お客さまから振り向いていただくには、一段と低いコスト水準を実現するしかないと考え、徹底してコストにこだわった商品を考えました。”

でもって、いまさら後出しでインデックスファンドを出しても勝てないからよりシンプルな構造のアクティブ、というわけであります。割り切ってます。「銘柄を絞ってコストの抑制と分散効果を両立」っていうコンセプトもイイですよねー。これまた「分散効果を出すのに何千銘柄もいらない」という割り切り。好きです。

長期投資向きと言えそうな、ほぼはじめてのアクティブファンドが登場

モーニングスターさんで検索した、国内株式、国際株式クラスのファンドを信託報酬率順に並べてみます。

順位 ファンド名 運用会社 信託
報酬率
(税込)
純資産
総額
(百万円)
1 野村 スリーゼロ先進国株式投信 野村 0.00% 2,777
2 SOMPO 123 先進国株式 SOMPO 0.08% 942
3 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
『愛称:SBI・V・S&P500』
SBIアセット 0.09% 472,542
4 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 『愛称:SBI・V・全米株式』 SBIアセット 0.09% 59,854
5 SMBC・DCインデックスファンド(S&P500) 三井住友DS 0.10% 2,868
6 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際 0.10% 1,002,547
7 SBI・先進国株式インデックス・ファンド 『愛称:雪だるま(先進国株式)』 SBIアセット 0.10% 8,887
8 eMAXIS Slim先進国株式インデックス 三菱UFJ国際 0.10% 287,429
9 SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ) 三井住友DS 0.10% 802
10 ニッセイ 外国株式インデックスファンド ニッセイ 0.10% 350,712

野村スリーゼロは、野村證券限定、期間限定の低コスト仕様ですから例外とすると、「SOMPO 123 先進国株式」は執念の国内最低コスト。

純資産総額の方も、2021年12月4.35億円→2022年1月 6.03億円 →2月8.5億円 →3/10現在9.42億円。と若干ではありますが、資金が集まっております。

私は、長期投資に向いているファンドを追い求めていたらインデックスファンドが残ったという人です。インデックスファンド派というより長期投資派(なので、ブログ名にはインデックス投資という文言は意地でも入れない(笑)、あくまでインベストメント)。では、私の考える長期投資に向いたファンドってなんなのかというと、いたってシンプル。

(1)低コスト
(2)世界に分散
(3)ファンド自体の継続性

このたった3つの条件を兼ね備えたファンドなんですけど、我が国のアクティブファンドには、なぜかない(´・ω・`)・・・と思ったら出てきたのが「SOMPO123 先進国株式」でした。

また、本ファンド、「概ね「MSCIコクサイ・インデックス」に近い値動きを想定」となっていて、「ボクの作った最強のアクティブファンド」的な鼻息の強さが全くないところが好みです(笑)。「そんなもんできるかっ」というのが、私がインデックス投資家たるゆえんですので。一方で、とんでもない国とか、とんでもない企業には、ビタ一銭出さないだろうことは、ちょっぴり期待できますしね。実に魅力的なアクティブファンドが出てきました。

運用報告書で実質コスト、MSCIコクサイ指数との差異のチェックをするのが楽しみです。オールカントリー大好きの私的には、「SOMPO123 全世界株式」というのがあれば元気が出るかなー。もし出たら、Foyで投票しちゃいますね、きっと。

当然ですが、本ファンドは「つみたてNISA対象ファンド」ではありません。アクティブファンドがつみたてNISAの対象となる条件は、ちょっと厳しくて、

  • 純資産額が、50億円以上
  • 信託設定以降、5年以上経過
  • 信託の計算期間のうち、資金流入超の回数が2/3以上であること

などなど。ぜひとも5年踏ん張って実績を作り、非課税枠市場に凱旋して欲しいですね。ファンド数を減量中の私ですが、ささやかに応援毎日積立をしてみようかと考えたりもする今日この頃でした。

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