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2022年3月 3日 (木)

【追記あり】ACWIマイナスワン

diamond online 山崎元さん。

はじめに 〜世界的インデックスの「S&P500」が恐れるシナリオとは?

山崎さんが取り上げたSOMPO123 先進国株式。相互リンク先のkenzさんが、ずいぶん以前からウォッチしてくださっている例のファンドです。

さて、山崎さんの記事の最後に非常には興味深い話があります。かつて米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(現S&Pグローバル)に勤めていた人から山崎さんが聞いた話。

”実は、彼が一番恐れていたのは「他社の誰かが、S&P500から時価総額の小さな1銘柄を除いた『S&P499』のような指数を開発して、S&P500に使用料を払ってくれる運用会社が減ること」だったという。「S&P499」という名前は使えないだろうし、こうした指数を開発せよとは言わないが、なるほどと思う点のある話だ。投資家にとってほどよい特性を持った「運用のための」指数(斬新なものでない方がむしろ良い)を設計して、運用会社が自社で管理し、公表すればいいのだ。”

『S&P499』、おもしろいですよね。関係ないですけど、ついでに、純資産総額の上位の銘柄を抜いたS&P495を作ると凡庸なパフォーマンスになるって話があったのも思い出しました。

閑話休題。ふと思ったのは、MSCI ACWIの代わりに、マイナスワン(プラスでも良いが)の指数を作ってしまえば、ライセンスフィーを払わなくてもすむのではないか。その分、更にお安くできるのではないかと言うこと。このネタでちょっと妄想してみるのが本日のお題です。

ACWIマイナスワン

では、ACWIマイナスワン。どんな国をマイナスしてみましょうか?

考えて見るに、持続可能な世界の形成に反する国には投資しない。ESGッぽいですが、これではないかと。。

思うにふたつあって、ひとつはESGよろしく、環境面で世界に害を及ぼしている国です。たとえば、人口に関係なく大気汚染の絶対量でえいっと線引き。改善努力をどう評価するかはありますが、こういう国は、反省するまで排除です。日本も気をつけないといけません。

そして、もうひとつ、強く訴えたいのが、

 未だに武力による侵略行為をする(しそうな)国。

長期投資家が望む資本主義の健全な成長には自由と平和が不可欠です。大前提中の大前提。それ以前に人道的に許せない行為であります。世界を兵器で破壊する様な国は最悪。そんなアホな国が存在するとは思えませんが、即日排除。完全に反省が確認されるまで指数再組み入れもなし。

私の妄想はこんなところです・・・おっと、マイナスワンどころじゃすまないような気もしてきた。ちなみに私のこの妄想。今ある指数をベースに考えるなら、ACWIマイナスよりも、先進国株式(日本を含む)プラスで考えた方がいいような気もしています。

 

【3/3 追記】
ようやく、除外されたようです。

武力による侵略をする国は、21世紀の市場には必要ない。

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