お金に関する数字の見方 2022
今回のお題は、お金に関する数字の見方の話です。
お金に関する数字の見方 2022
数字の見方に対する基本的な私の考え方は、
- 率で書いてあったら、絶対額にしてみる。
- 絶対額でいくらと書いてあったら、率で考える
というものです。あまのじゃくなんです。他には、
- 月々いくらと書いてあったら、全部でいくらか考える。
- 全部でいくらと書いてあったら、月々いくらかを考える。
数字って、それ自体なにやら説得力を持っていますが、見方(見せ方)によっては錯覚しちゃうんですよね(錯覚させようという人もいるから、やっかい)。
いくつかの要素について考えて見ます。
運用資産
比率で考えることにしています。絶対額で考えるとショックを受けて、不合理な行動をしちゃいそうだからです。1000万円を運用していて暴落があって200万円減ったとき、20%減ったと見る方が、冷静に判断できるからです。逆の例で言えば、マスコミが株価やGPIFの運用を不調の時だけやたら絶対額で報道するのも、この心理を悪用しているからだとも言えます。
資産配分
リスク資産の(無リスク資産の)比率で見ています。理由は上記と同じです。
生活防衛資金(手持ちキャッシュ)
急に職を失ったり急な出費があったとき、あるいは5〜10年以内に使いそうなお金。これは比率で考えてもしょうが無いので、絶対額で考えます。ただ、全金融資産=運用資産+生活防衛資金なので、全体としてのリスク資産比率は見ておきます。何が正解というわけではなく、「ああ今の私はこういう状態だな」と俯瞰するためです。
私の場合、「運用資産のリスク資産比率は生涯一定」「生活防衛資金の絶対額は可変」と考えているので、金融資産全体のリスク資産比率を決定付けているのは、「生活防衛資金(手持ちキャッシュ)」になります。
以前は、生活防衛資金をミニマムにし、全金融資産を一括管理してリスク資産比率を一定に保つ「一生カウチポテト仮説」なるものを考えていました。しかし、早期リタイア後、収入が激減して「生活防衛資金を多めに持つ必要がある状態もあるな」というあたりまえの事実に気付きました。これをフィードバックして、今は、上記のようにそのときどきに必要な生活防衛資金の大きさで全体のリスクを調整する「修正版・一生カウチポテト仮説」になっております。なんのこっちゃという話ですが、個人的な備忘としてメモっときます(._.)φ。
信託報酬等の手数料
信託報酬率は、絶対額でも考えてみることにしています。これまたあたりまえですが、資産が増殖していくと、率は同じでも保有コストの絶対額が増えていくんですよねー。あー、いまいましい(笑)。
ローン
これは、月々ではなく、年額、総額でいくら支払うのかを考えます(考えてました)。そうすると繰り上げ返済したくなります(笑)。
以上、お金に関する数字の見方 2022 でした。
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