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2022年3月28日 (月)

「債券受難」の時代? 米国債金利の推移 1962-2022

日経さん。

はじめに

昨今の情勢、米国の長期金利の推移を見ながら、「経済の分断で高インフレが定着し、金利が上昇する「債券受難」の時代が迫りつつある」のでは?と言う問題提起。FRBのインフレ抑制策は功を奏し。数年後は一段落して金利も低下するという見方が大勢であるものの不透明感は否めない、と言った内容。詳しくは、記事をご参照下さいませ。

さて、記事には、米国の1981年〜長期金利の推移の図があって、「金利低下という長期トレンドは終わりを迎えたようだ(クレディ・スイス証券の松本聡一郎・日本最高投資責任者)」なんて書かれています。

私もマネして、米国10年国債の推移、ついでに米国の長短金利差(2年国債と10年国債の金利差)を見てみることにしました。FRBのサイトのデータを活用。

米国債金利の推移 1962-2022

202203281

1980年ごろまで、長期にわたって金利が上昇(債券価格は低下)、1980年頃から長期にわたって金利が低下(債券価格が上昇)しています。

米国債、長短金利差の推移 1976-2022

202203282

米国債、長短金利差の推移 2017-2022(直近5年)

最近の状況を拡大してみます。

202203283

直近では、2019年8月末に逆イールドがほんのちょっと発生。今、再び長短金利差が小さくなってきてますね。

前回見たときのエントリー↓

長期債券への長期投資について注意しなければいけないと思っていること

長期債券への長期投資について注意しなければいけないと思っていることがふたつあります。

  • 長期債券は、長期にわたって、下降、上昇のトレンドが続くことがある。どこかで転換点が来るかもしれないが、それがいつかはわからない
  • 外国債券は、為替の影響が大きい。その割に期待リターンは株式に比べて低く為替リスクの取り甲斐がない。そして、為替を予想するのはむずかしい。

考え続けた結果、考えても仕方が無いという結論に達し、私は、為替リスクを取るのは株式だけという戦略をとることにしました。リスクの制御は、無リスク資産(個人向け国債や定期預金等)で行えばいいし、私にはその方がわかりやすい。私の投資法は、ひとことで言えば、「割り切り」。何かをあきらめることで異常系を含めたシステム全体をシンプルに設計できる。現役時代に私が学んだ最も大きな経験則のひとつです。

閑話休題。目下気になるのは、大幅な円安、インフレになった時、日銀は金利を上げちゃうのか否か。黒田さんの後継者の方は、大変な難題を抱えることになるのかもしれません。

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コメント

最も深刻な「債券受難」は日本国債

日本の国債発行額はダントツの世界一、約1200兆円GDP比256%です。財政状態が悪いと言われている、イタリアがGDP比155.6%、アメリカは127.1%です。ここまで国の借金を増やして、呑気に未だ財政を拡大すべきと発言する評論家がいる事に驚きを感じます。

米国の長期金利上昇に吊られて、日本の長期金利も上昇しています。今迄日銀が国債を引き受けて、無理矢理に金利をコントロールして来ました。黒田さんは、未だ金融緩和を継続すると言い続けています。日米金利差は、円売りドル買いを後お押しします。中央銀行として一番の役割は「物価の安定」「国の政策影響を受けない中立性」です。長期金利をコントロール出来ると無駄な抵抗を試みる黒田日銀正念場を迎えている。

ロシアを見れば分かる事が有ります。世界経済は密接に繋がっている事です。
2014年10月31日 日銀が政策決定会合を開き「ルビコン川を渡る」事にしました。もう戻れない所まで来てしまったと思っています。

投稿: オークX32 | 2022年3月28日 (月) 09時24分

>オークX32 様
コメントありがとうございます。
物価が上がれば金利を上げるしかありません。
以前からの持論としては、「円高が国益」へのパラダイム転換が必要、悪いのは日銀ではなく、日銀から選択肢を奪った(短期的な利益を追求する政策を求めた)政治と財界(製造業中心の経団連)だと思ってます。

最近の新しい資本主義、経済安保は、新冷戦下におけるグローバルなサプライチェーン再構築を受けて、生産拠点の国内回帰を目指しているようにも見えます。日銀は止むを得ず金利を上げずバブル発生→ドバドバ買ったETFを売って抑制、みたいなストーリーになるかも。
いずれにしても、最後に書いた通り、黒田さんの後継者は大変だと思います。

投稿: NightWalker | 2022年3月28日 (月) 19時30分

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