各資産クラスのパフォーマンスを定点観測してみる 2022/2
先月から始めました。今月の各資産クラスのパフォーマンスの定点観測です。
チェック方法
- Slimシリーズの基準価額で当月末の年次リターンと月次リターンを計算。
- ご参考に先月末の標準偏差(3年)をモーニングスターでチェック。
2022/2末 年次リターン
ご参考↓先月の年次リターン
先進国リート 米国株式好調です。
2022/2末 月次リターン
ご参考:先月の月次リターン↓
おまけ:2022/1末 標準偏差
ファンド名 | 2022/1末 標準偏差(3年) |
---|---|
全世界株式(オール・カントリー) | 17.52 |
全世界株式(除く日本) | 17.94 |
全世界株式(3地域均等型) | 15.97 |
米国株式(S&P500) | 17.42 |
国内株式(TOPIX) | 15.37 |
国内株式(日経平均) | 17.55 |
先進国株式 | 18.12 |
新興国株式 | 20.27 |
国内債券 | 1.97 |
先進国債券 | 3.53 |
バランス(8資産均等型) | 11.21 |
国内リート | - |
先進国リート | - |
拙著から正規分布の図です。
分散された株式指数においては、1シグマ20%〜30%くらいと考えておけばいいと思います。中央の0シグマはリターンゼロではなく、期待リターンになります。
長期投資家として重要なのは、今現在の年次リターンがこの図のどのポジションにいるのかを把握することです。この観点なくして、今がバブルだ、あるいは暴落だと騒ぐのはちょっとおかしいのであります。2シグマ超えたら警戒くらいは押さえておきたい。
雑談
株式の年次リターンは、順位はほぼ一緒。株式クラスは日本株を除き、未だ高い水準にあります。最近のリターンになれちゃうと忘れがちですが、株式のリターンって5〜6%くらい。もう一度思い出して起きましょう。長期投資家が信じるのは、苦しいときも楽しいときも平均回帰。
一方、月次リターンは、毎月変わりますね。長期投資家の場合、これだけで判断することはまずないでしょうが、市場のお天気は見ておくだけは見ておいた方がいいのではないでしょうか。
日本株ダメですねー。別に悪いことしてないのになあ。やっぱり株式投資がキライっぽい岸田政権に対する先行き不安が織り込まれまくったかっこうなのかしら。日本株が世界株を占う炭鉱のカナリアになっているのか、日本がダメなだけなのか。いずれにせよ、世界分散を標榜する長期投資家としては、これまた株式の期待リターンの平均回帰を信じ、日本を見捨てられないわけなのであります。
以上、長期投資のご参考エントリーでした。今後も定期的にウォッチしていく予定です。
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