今、私が証券会社を選ぶならどこを選ぶか? 2022/3
今年に入ってから、ネット証券のサービスに動きがありました。「どこの証券会社を選ぼうかなー」「証券会社変えちゃおかなー」などと迷ってしまった方もいらっしゃると思います。
はじめに
ネット証券選び、迷いの原因は、件のポイントサービス。
- 楽天証券 vs SBI証券 投信関連サービスの比較 2022/2改定版 〜楽天証券祭り、ついに終りの時を迎えるの巻
- マネックスカード投信積立 ポイント還元率1.1%で2月25日よりサービス開始
- SBI証券が「T ポイント」「Ponta ポイント」に加えて「d ポイント」も選択可能になるの巻
楽天証券がもともと継続性に疑問符が残るサービスだったとは言え、まさかのタイミングでポイントサービスを(おそらく携帯事業に足を取られて)あえなく終了。一方、楽天に負けじとポイントサービスを拡充してきた他社が、これまたまさかの逆転をする格好になってしまったわけです。
先に結論。
あくまで、主体は投信で資産形成をしたいという目線でですが、
- 1位 SBI証券
2位 楽天証券(保有ポイントが実質無いのは痛い) - 次点でマネックス証券(同社は、サービス競争に出遅れる傾向がありそのたびにやきもきしてしまうため次点)
考え方は以前と変わり映えしないです。
また、既に上記3社の口座をご利用であれば、あえて他社のサービスにつられて新しく口座を作る必要はないのでは?と考えます。
理由は、ネット証券のサービス合戦は今後も続くであろうからです。
いったんポイントサービスで後退した楽天証券だって、本体の経営環境が好転すれば、また、復活するかもしれません。マネックス証券が他のサービス合戦でまた出遅れるなんてシチュエーションもあるかもしれません。そのたびに右往左往して口座を増やすのはむなしすぎる。過去の私の反省からオススメしておりません。
さてさて、選ぶ上での視点を3つほどつらつらと。
その1 どのポイントが好きか?
- SBI証券 Tポイント、Pontaポイント、dポイント(Vポイント)
- 楽天証券 楽天カード
- マネックス証券 マネックスポイント(Tポイント、Pontaポイント、dポイントと交換可)
ポイントは、どれかに集約した方がいいですよね〜。ちなみに私、最近、Amazonポイントが好きなんですよね。次は、Tポイントかなあ。今ちょっとお悩み中は公共料金用のPayPayカード。このままだと、TポイントではなくPayPayポイントになっちゃうんですけど、ま、いいか、PayPAy使おうっと・・・
・・・・・・・・・・って、ポイントはおまけって考えてますね、私。
その2 どのカードなら作っても許せるか?
カードもやたら作ると、後々管理が大変になります。解約はけっこうなストレスです。
私は、楽天カード保有ですが、最近はAmazonカードがメイン。三井住友カードは持ってません。もう、新しいカードはあんまり作りたくないので、当面は、楽天証券の積み立てで突っ走るかも。減っても0.2%は付くし、積立設定の変更も面倒だし。SBI証券は、クレカ積立ではできない毎日積立で活用しようと思ってますので、三井住友カードも不要なんですよね。カードつみたてにも向いていなさそうですね、私。
その3 既に複数社の口座を持っている場合どうするか?
ある程度の資産規模があり、かつ、楽天証券とSBI証券の両方に口座を持っている、そんな場合は、楽天証券に対してよほどの義理でも無い限り、SBI証券に集約すべきでは無いかと私は考えます。人生で一回くらいは、投信移管の手続きの経験をしておいても損はないでしょう。
私の場合、前述のように右往左往の結果、三社とも口座を持っておりましたが、マネックス証券はすでに断捨離。今はSBI証券メインです。楽天証券の残高はそれほど多くないので、どこかのタイミングでまとめて移管しちゃおうかなと。願わくば、SBI証券がその時まで投信移管の実質無料サービスを続けていますように。
コメント
リスク分散の意味ではSBI証券と楽天証券の両方もありかと。
ある日突然、どちらかが使えなくなるような事態に備える。そのような事態はあるのか――世の中一寸先は闇。
投稿: 匿名君 | 2022年3月15日 (火) 08時42分
>匿名君様
コメントありがとうございます。
個別株投資をやっている場合は、おっしゃる通りその考え方は必須かも。けっこうシステムトラブルはありますからね。「主体は投信」と書いたのはそのことが念頭にあったためです。
投稿: NightWalker | 2022年3月15日 (火) 09時08分
米ドル投資を中心に考えれば「マネックス」
12年前から米ドル投資を開始して、ドル投資はマネックス一本です。ドル転の際の買付手数料「無料」は大きいです。キャンペーンと銘打っているので、突然終了も考えられますが、助かります。ドル投資を初めてからドル売却の経験は有りませんが、こちらは25銭かかるそうです。此処へ来て円安方向に急速に動いています。「円債券投資」は辛い時代が続きそうです。
投稿: オークX32 | 2022年3月15日 (火) 09時16分
>オークX32 様
コメントありがとうございます。
使い分けというのはありますよね。
しつこいようですが、「主体は投信」、いわば「たかが資産形成」というケースにおいて、証券会社選びの「沼」に落ちないでね、という意味ですのでご了承下さい。本文には書きませんでしたが、相続を考えると金融機関はできるだけ少ない方がラクなんだろうな、というのはあります。
投稿: NightWalker | 2022年3月15日 (火) 09時27分