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2022年3月20日 (日)

米国株式インデックスファンドの比較 2022/2

今月の米国株式インデックスファンドの比較です。

比較対象

<S&P500 連動> 

<CRSP USトータル・マーケット・インデックス連動>

2022/2の比較

スマホで見る時は横画面にしてくださいませ↓

指数→ S&P500(円換算ベース) CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)
2022/02 eMAXIS Slim  SBI・V S&P500 iFree Smart-i 楽天VTI SBI・V VTI
1ヶ月 ★-0.86% -0.88% -0.87% -0.92% ★-0.23% -0.24%
3ヶ月 ★-4.06% -4.07% -4.09% -4.21% -5.32% ★-5.31%
6ヶ月 ★2.36% 2.29% 2.29% 2.07% ★0.18% 0.17%
1年 ★25.93% 25.71% 25.73% 25.08% 21.10% -
3年 ★70.50% - 69.98% - 66.82% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.0968% 0.0938%程度 0.2475% 0.2420% 0.162%程度 0.0938%程度
純資産総額(百万円) 980,526 467,508 47,626 3,657 473,955 56,273
参考:前月純資産総額(百万円) 937,631 450,799 45,139 3,383 453,686 50,842
純資産総額前月差分 42,895 16,709 2,487 274 20,269 5,431

★は同一指数内で高いもの

  • リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
  • コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。

チェックポイント1 パフォーマンス

<S&P500 連動型>

eMAXIS Slim S&P500強し。

<CRSP USトータル・マーケット・インデックス連動型>

若干、楽天VTI強し。半年では、ほぼほぼ同等。スペック上コストが低くても必ずしも優位とは限りません。

チェックポイント2 純資産総額

状況は変わらず、eMAXIS Slim S&P500がダブルスコアで圧勝。楽天VTIとSBIV S&P500が続き、この3本で米国株式インデックスファンド市場をほぼ占拠している格好です。ちょっと興味を持っているのが、SBIV S&P500の純資産総額が楽天VTIを追い越しそうなことでしょうか。ただ、いったん縮まってきた差が先月より拡がってしまいました。

追記 SBIV S&P500、楽天VTI 5000億円突破!

3/18に

  • SBIV S&P500 5043.20億円
  • 楽天VTI          5107.07億円

両ファンドの純資産総額がともに5000億円を突破しました。

雑感

個人的にはファミリーファンド方式のインデックスファンドが好み。どれか一本どうしても買えと言われたら迷うことなくSlim米国株です。コストが二重にかかるFoF(FoE)構造はやはりネック。

たとえば、「Slim S&P500」が純資産総額の増大に伴い、ある日突然、信託報酬率をVOOなみの0.03%に下げたとします。すると、FoF(FoE)構造である「SBI・V S&P500」は、自社の取り分をゼロにしない限り太刀打ちできなくなります。実際はそこまで極端にはできないでしょうけれど、UFJ国際投信さんには、毎年1ベーシスずつくらいのペースでもいいので純資産の増大に見合った分、ジワジワ信託報酬率を下げて欲しいなあ。

「SBI・V S&P500」が売れているのは、バンガード・ブランド信仰も大きいのかしら。私は、ボーグルさんも米バンガード社も尊敬していますが、日本市場における商品という意味では、そういうのはないです。

そんな私自身はオールカントリー一直線。米国株のみに投資するファンドは今現在は保有していません。より広く分散してリスクプレミアムの収集力を高めるという観点とリタイア世代となって投資をシンプルにしたいと考えているから。

米国株式インデックスファンドの比較シリーズは来月も続きます。

<ご参考>

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