道半ばなれど、投資信託の残高が家計に占める比率が過去最高 〜「2021年10-12月期の資金循環統計(速報)」
モーニングスターさん。
はじめに
日経さんの記事もご紹介。
日銀の「2021年10-12月期の資金循環統計(速報)」によると、
- 家計の金融資産残高が前年比4.5%増の2023兆円(初めて2000兆円の大台に)
- 残高の前年比は、現金・預金が3.32%増、株式等が15.50%増、投資信託が20.40%増
株式、ことに投資信託が大きくジャンプアップとのこと。
日銀さんの資料(「2021年10-12月期の資金循環統計(速報)」)から表を引用しておきます。たぶんモーニングスターさんの記事よりわかりやすいです(笑)。
雑談
我らが投資信託、100兆円突破の兆しです。もちろん相場が良かったことはあるでしょうけれど、日本人の目が投資に向いてきたんでしょうかね?
今の日本は、最先端技術を核とした産業で出遅れる(IT分野しかり、遺伝子分野しかり)、人口減で国内消費の増加は望めない等々、非常にまずい状態。そんな日本の頼みの綱のひとつが、2000兆円の個人の金融資産の活用です。
伸びたといっても金融資産に占める株式+投資信託の割合は15%程度。全体で見れば、なんとかインフレに耐えられる程度、という感じはします。ですが、もしも、日本における個人の資産形成の流れが好スパイラルに向かっていて徐々に戦闘力が高まっているとするなら、うれしいですね。
(1)リスクを取らない人はおおむね貧乏になる
(2)リスクの取り方が正しくなかった人もおおむね貧乏になる
(3)リスクを取って株式投資をすることはおおむねいいことだ。
このままだと、自業自得で貧乏になっちゃうと思うんですよ。正しくは、リスクを取った人と取らなかった人の間の格差です。「多くの日本人がもう少し株式投資という良いシステムを活用してリスクを取れるようになりますように」と相変わらず願う今日この頃です。
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