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2022年3月 2日 (水)

ナンバー”0.005481”の話

先日ご紹介した、田村正之さん出演のYoutubeを見ていて、ふと思った話です。

ナンバー"0.005481"の話

ご覧になってない方は、こちらから↓

今回のネタは、このコンテンツの中で山本さんが突然話を振った(14分くらい)、「年1万円の厚生年金=年収180万円分くらい」「10年働けば、1800万円の累計収入で、年10万円の厚生年金」という下り。基礎年金(1階)、厚生年金(2階)、企業年金(3階)ありますが、厚生年金は、生涯年収(に準じた納付)に依存するという話です。簡易計算式はこうです。

 老齢厚生年金=労働年数×平均年収×0.005481(年金計算のため国が決めている数字)

労働年数×平均年収=生涯年収ですから、

 老齢厚生年金=生涯年収×0.005481

となります。0.005481と言う数字は逆数を取って「年収182.45 万円あたり老齢厚生年金の年額1万円」を意味してるってわけです。たとえば厚生年金100万もらうためには、退職金を除く生涯年収、1億8245万円を稼がないといけない計算になります。

ここでふと思ったのが、早期退職の場合の年金額が、思った以上に減少するという点です。

早期退職した場合、どれだけ厚生年金が減ってしまうのか。

モデルケースを作って考えて見たのが以下の表。サラリーマンの年功序列を根拠なくえいやっと決め、試しに試算してみました。

年代 年収 年数 累計年数

生涯年収
に占める
割合

20代 300万円 8年 2400万円 10%
30代 500万円 10年 5000万円 21%
40代 700万円 10年 7000万円 30%
50代 900万円 10年 9000万円 38%
生涯年収
(退職金を除く)
2億3400万円  

少々、年功序列の度合いが極端な例ではありますが、このケース、50歳で早期リタイアした場合、定年までまっとうに勤め上げた時の満額の厚生年金62%しかもらえないことになります。先ほどの簡易計算式で計算して見ると、

  • 老齢厚生年金(定年退職)=2億3400万円×0.005481=128.3万円
  • 老齢年金年金(50歳退職)=Ⅰ億4400万円×0.005481=78.9万円

その差、1.6倍。月0.7%アップの繰り下げで穴埋めするとしても、90ヶ月=7年半繰り下げが必要になります。

げにおそろしきは、年功序列的なサラリーマンの賃金支払システム。

私自身は50歳半ばでの早期退職でしたので比較的インパクトは小さかったのですが、やはりそれなりにダメージはありました。それでも決断できたのは、「早期退職勧奨受ける=もう給料は下がる一方(すなわち自己資本力の低下)」「繰り下げでなんとかなる程度(ざっくり15%ダウンくらいだった)」というのが主な理由でした。つまりは50代半ばで働いたこと自体が、早期リタイアできる主たるファクターだったのでした。

早期リタイアすべき時(適した時)があるとしたら、その組織における自分自身の価値の成長限界、年金に対する見切り(自営業の方と同じ発想への転換)というところに思案のポイントがあるのかもしれません。

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