米国株?全世界株式?最適な長期投資先ってどこ?という雑談 2022
モーニングスターさんです。
米国株と複数国株平均を1970年以降で検証する記事
米国株や全世界株は、かつてはマイナーカテゴリーでしたが、ここ数年シェア急上昇。今や一大勢力となったことを受け、
”先進国株式指数の時価総額比率では7割弱を米国が占めることなどから、米国株への投資だけで十分と考える投資家もいると推測されるが、実際の長期の運用成績はどうであったのか。”
という、多くの投資家の大きな関心事について検証すべく、米国株を全世界株と比較。結果は、
- 10年リターンでは、米国株優位が5割強
- 20年リターンでは、米国株優位が9割(リターンの単純平均で年1.2%優位)
モーニングスターンの本記事での見解は、年率1.2%というリターンの差異については、
”大きな差なのだが、一方で、信託報酬の高いアクティブファンドで運用した場合はコストとして吸収されてしまう水準でもある。低コストのインデックスファンドで20年投資を行うというのであれば米国株のみを選択したメリットを享受できたが、あえて複数国株平均への投資を避けるほどではなかったともいえる。”
と評されていて、「両者どっこいどっこい」という感じのまとめになっています。
最適な長期投資先ってどこ?
米国が一時不調だった1970年以前の期間も長く見て欲しかったような気はしますが、新興国を含む世界株はプロが保有するデータでもそこまで遡れなかったのかしら。世界株投資の検証をするには、歴史が足りないのかも。
それにしても、最適な長期投資先ってどこなのか。米国で充分なのか? チャールズエリスさんや山崎元さんがおっしゃるような合理的な解として素直に広くリスクプレミアムを拾い集めるべきなのか。
個人的には、盛者必衰の理、どこの国(会社)が生き延びるかわからないということで、時価総額分散の世界株式(オールカントリー)を選択しています。時価総額分散が最適なのかどうかはわかりませんが、私のような小心者に向いた長期投資先が他に見当たらないのであります。
以前書いたエントリーでチャーチルの名言をもじってつくった言葉をご紹介。
分散投資は最悪の投資法といえる。これまで試みられてきた、分散投資以外の全ての投資手法を除けばだが
わりと気に入ってます。そんな「分散命」の私であります。
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