モーニングスター朝倉社長のお正月講演を聴いて今後の資産運用を考えてみる
モーニングスターさん。
2022年から始まる大きな変革期に備える最適な運用とは
2022年1月15日、モーニングスター朝倉社長のお正月講演の好レポートです。
ご講演動画はこちら↓
すごくおもしろく拝見させていただきました。ご視聴をオススメいたします。
- 「リーマン・ショック」〜「コロナショック」と長き見渡った「金融緩和」時代が終焉しそう。これまで、株式や債券など金融資産は大きく値上がりした後だけに、注意が必要
- 今後の先行き懸念を占う上で、懸念材料もいろいろある
と言うお話です。その対策として朝倉社長がオススメしている投資方法は、
- 分散投資(運用成績の9割は資産配分で決まる)
- 積立投資(による時間分散)
という超王道でした。
運用成績の9割は資産配分で決まる
米国絶好調の10年だったが、新興国も捨てたもんじゃない。分散しとけ、と。私も大いに賛成です。何ごとも絶対ではないとする長期投資家が、数少ない信じている(信じるしかない)ことが、
リターンの平均回帰
です。どこかひとつだけずっと勝ち続ける資産クラスがあるはずもなく。全体としてみた場合も、いずれこの10年くらいの10%を越える年次リターンをどこかで調整する期間が出て来るわけで。それが、今後10年なのか更にその先なのかはわからないのが残念ではありますが。
翻って、私自身も当初の運用計画よりも上振れしている状況を今一度冷静に考えてみたいなと、あらためて思ったのでした。朝倉社長のおっしゃっていた「運用成績の9割は資産配分で決まる」と何度も唱えた呪文をもう一度唱えてみたい。絶賛リタイア中の私の場合、その要は、債券クラス≒キャッシュです。
高齢と言えば、朝倉さん、高齢者も積立投資を、とお話しされていました。たしかになあ。運用の目的をインフレを含めた長生きリスクに対する対策とするなら、60歳でもまだ時間はあると考えられます。退職金を元手に投資をする場合など、自身が取り得るリスクを急激にあげられるのか?という疑問もありますしね。
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