「社長!投資信託って何ですか?」 〜「資産運用業フォーラム・オンライン」のご紹介
一般社団法人 投資信託協会さんの力作コンテンツです。
資産運用業フォーラム・オンライン
投資信託協会さんから、1月31日より配信している「資産運用業フォーラム・オンライン(https://ambforum.jp/)」についてブログにて紹介してくれないか、というメールがあり、早速,視聴&ご紹介。メールには、
本フォーラムの中でもパネルディスカッション「社長!投資信託って何ですか?」では投資信託会社の社長が自社の弱点を語るなど今までにないものになっており、投資をまだ知らない方でも投資信託に興味を持っていていただける内容で、多くの皆さんにご視聴ただきたいと思っております。
とあります。それがこちら↓ おもしろいです。
モデレーターは、株式会社パパラカ研究所 代表取締役社長 山根 承子さん。パネリストは、
- セゾン投信株式会社 代表取締役会長CEO 中野 晴啓さん
- 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長兼CEO 猿田 隆さん
- 岡三アセットマネジメント株式会社 取締役社長 塩川 克史さん
- ピクテ投信投資顧問株式会社 代表取締役社長 萩野 琢英さん
- レオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役会長 兼 社長 藤野 英人さん
という、そうそうたるメンバーです。ちなみにみなさん、投資信託協会の役員さんであります。中野さんは、副会長です。
さて、冒頭に「資産運用会社をひと言で言うと?」というお題があります。個人的には、藤野さんの「投資の魅力を日本のすみずみに届ける会社」という回答が印象に残りました。
「投資(信託)ってすばらしい」「でも保有している人って日本の中でごくわずか」「80〜90%くらいの人が投資なんてしたことない。貯金すればいい」「運用会社の努力不足、誤解を与えるようなことをやってきたと言う反省もある」なので、文字通りの「すみずみ」、全国津々浦々、老若男女、全身全力で投資の魅力をお伝えしたい。
まさに藤野さんらしいご発言でした。私も、レベルはかなり低いですが、ブログを通じて、「全身全力でインデックス投資の魅力をお伝えしたい」とあらためて思うのでした。
金融庁長官のお話
一方、金融庁長官、中島 淳一さんのプレゼンもあります↓
この中に、運用会社に釘を刺すような指摘もあり(13分40秒あたり)、思わず「にやり」としてしまいました。
- ファンド数が多くて純資産総額が大きい運用会社にインデックスを下回るファンドが多い
- アクティブ運用として高めの信託報酬率を設定しておきながら、その実、中身はほとんどインデックス。
- インデックスファンドの一物多価。販売チャネルごと、下手すると同一販売チャネルですら信託報酬率が異なる(実質的には同一の)商品を販売。特に設定後の経過年数の長いほど信託報酬が高い傾向がある。
特に最後のは、当ブログとしても強く改善をお願いしたい。
金融庁さんは、これらに疑問を呈しておられます。有り体に言えば「お怒り」です。金融庁vs運用会社の対決セッションがあったらおもしろかったのに(笑)。つみたてNISAができなければ低コスト化が進まなかったのと同じように、しかるべきルール=ペナルティを作らないと変わんないとは思います。
本コンテンツは動画ですが、発言はなんと全てテキスト表示されます。音を消せば電車の中でも情報インプットできますので、ご興味のある方はお手空きの時にでもぜひご視聴くださいませ。
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