各資産クラスのパフォーマンスを定点観測してみることに。2022/1
今年から、各資産クラスのパフォーマンスを定点観測するエントリーを作ることにしました。
チェック方法
- Slimシリーズの基準価額で当月末の年次リターンと月次リターンを計算
- ご参考に先月末の標準偏差(3年)モーニングスターでチェック
年次リターン
先進国リート 米国株式好調です。
月次リターン
新興国株式が踏ん張る一方、米国株式が崩れました。
標準偏差(ご参考)
ファンド名 | 2021/12末 標準偏差(3年) |
---|---|
全世界株式(オール・カントリー) | 17.12 |
全世界株式(除く日本) | 17.54 |
全世界株式(3地域均等型) | 15.87 |
米国株式(S&P500) | 16.74 |
国内株式(TOPIX) | 15.17 |
国内株式(日経平均) | 17.08 |
先進国株式 | 17.59 |
新興国株式 | 20.51 |
国内債券 | 1.94 |
先進国債券 | 3.36 |
バランス(8資産均等型) | 11.11 |
国内リート | - |
先進国リート | - |
雑談
拙著から正規分布の図です。本エントリーではご参考に、モーニングスターの標準偏差を持ってきていますが、各資産クラスの標準偏差は諸説あり。分散された株式指数においては、だいたい、20%〜30%くらいと考えておけばいいと思います。
長期投資家として重要なのは、今現在の年次リターンがこの図のどのポジションにいるのかを把握することです。この観点なくして、今がバブルだ、あるいは暴落だと騒ぐのはちょっとおかしいわけで。やはり,バブルや暴落時には爽快に2シグマを越えて欲しいですよね。ホントはあんまり越えて欲しくないけど(笑)。
ちなみに直近で絶好調だったのが、2021/3。オールカントリーの年次リターンが56.5%。標準偏差20%として2.8シグマ! 3シグマに迫る暴騰でした。その後も株価は上がりましたが、長期投資家的にはリバランスをぜひ考えて欲しいタイミングでしたね。
1月は、だいたいプラス1〜1.5シグマくらいの状態。リスク資産の月次リターンは軟調ですけれど、年次リターンの方は暴落どころかいまだ増えているのであります。
以上、長期投資のご参考エントリーでした。各資産クラスのパフォーマンスは、これからしばらく定期的にウォッチしていく予定です。
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