全世界株式型インデックスファンドの比較 2021/12
今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。
比較対象
<MSCI ACWI 連動>
- 全世界株式インデックス・ファンド (STATE STREET)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJ国際投信)
- たわらノーロード 全世界株式 (アセットマネジメントOne)
<FTSE Global All Cap 連動>
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))( 楽天投信投資顧問)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) (SBIアセットマネジメント)
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド→1/31設定 来月以降評価開始
この比較シリーズでは、コストやベンチマークかい離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンを比較しています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるだろうという企画。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンにシフトする予定です。
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
また、期待のニューカマーSBI VTが1/31に設定されるため、今月から並べておくことにしました。結果、表が横に長くなったので、連動指数別に表を分けます。
2021/12の比較 MSCI ACWI連動
2021/12 | SS全世界 | オールカントリー | たわら全世界 |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 3.67% | 3.70% | 3.67% |
3ヶ月 | 9.12% | 9.18% | 9.17% |
6ヶ月 | 9.61% | 9.79% | 9.75% |
1年 | 32.30% | 32.71% | 32.57% |
3年 | 81.98% | 83.39% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.5280% | 0.1144% | 0.1296% |
純資産総額(百万円) | 6491 | 396722 | 1431 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 5937 | 348644 | 1211 |
純資産総額前月差分 | 554 | 48078 | 220 |
- パフォーマンス、純資産総額ともにeMAXIS Slimオールカントリーが相変わらずリード。
2021/12の比較 FTSE Global All Cap連動
2021/12 | 楽天VT | SBI雪だるま | SBIVT |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 3.63% | 3.47% | - |
3ヶ月 | 8.77% | 8.14% | - |
6ヶ月 | 8.98% | 8.45% | - |
1年 | 31.97% | 31.32% | - |
3年 | 80.76% | 79.14% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.212%程度 | 0.1102%程度 | 0.1438%程度 |
純資産総額(百万円) | 151,011 | 47,505 | - |
参考:前月純資産総額(百万円) | 138,315 | 42,397 | - |
純資産総額前月差分 | 12,696 | 5,108 | - |
- パフォーマンス、純資産総額ともに楽天VT優勢です。
なお、各ファンドは何れも海外ETFに投資する運用構造。
- 楽天VT、SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
- SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
今月の雑談
今月最大の話題は、SBIVT登場。まだ設定前なので比較以前ですけど、比較表に組み込みました。
1/20には、設定記念WEBセミナーも開催されます。ご興味のある方は、こちら↓へどうぞ。まだ、ギリで間に合いそうです。
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド設定記念WEBセミナー
- 開催日 2022年1月20日(木)20:00~21:00
- 参加費 無料
- 場所 オンライン配信
- プログラム
- 「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」のご紹介とSBI・Vシリーズの今後について
- SBI・VシリーズについてQ&A
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相変わらずオールカントリーに死角なし。ひとり勝ちが続きます。12月末は3900億円突破、直近1/18では4100億円を突破しております。
その影に隠れてますが、たわら全世界も運用も安定しており良いファンドです。絶対額では、からっきしですが、伸び率で見ると今月は5ファンド中トップなんですよね。信託報酬率が高めのステートストリート全世界の純資産総額くらいは超えて欲しいなと密かに思ってます。どこかでキャッチアップする日が来るかもしれません。
私が三菱UFJ国際投信以外の自己運用力のある運用会社のインデックスファンド担当企画だったら、もはや勝ち目のないMSCI ACWI連動ではなく、FTSE Global All Cap連動のマザーを立ち上げて、業界最安値宣言の上、販売するけどなあ…まあ、妄想です。
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今月は軟調相場ではありましたが、年次リターンの方はまだまだ高水準にあります。いずれ来る相場低迷の時。その時こそ、長期投資家の真価が問われます。いざというときにじっとホールドできるのか。返す刀で資金を投入できるのか。自身のポートフォリオのリスク選好度を決定するに当たって、考慮すべき重要な視点です。相場の価格変動ではなく自分にとって適切なリスク。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」なのであります。
<ご参考>
コメント
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドはコスト的にも魅力ですね。
ただ、楽天VTのように3重課税になるのでしょうか。
投稿: たろう | 2022年1月28日 (金) 12時25分
>たろう様
コメントありがとうございます。
構造は不明です。というか、パフォーマンス比較を始めて内部構造に興味がなくなりました(笑)。
投稿: NightWalker | 2022年1月28日 (金) 12時35分