楽天銀行 マネーブリッジ設定での普通預金金利の優遇が2022年4月1日から改正
これも昨年末のびっくりネタのひとつ。楽天銀行さん。いわゆる「改悪」のお知らせです。
マネーブリッジ設定での普通預金金利の優遇金利改定
<変更前>
普通預金残高に関係なく一律、年0.10%(税引後年 0.079%)を適用
<変更後(2022年4月1日~)>
普通預金残高300万円以下の部分:年0.10%(税引後年0.079%)
普通預金残高300万円を超える部分:年0.04%(税引後年0.031%)
どのくらいインパクトがあるか、ざっくり金利を加重平均で試算してみますと、
- 預金残高300万円 0.10%(変わらず)
- 預金残高500万円 0.076%
- 預金残高700万円 0.066%
- 預金残高1000万円 0.058%
- 預金残高2000万円 0.049%
最後の2000万円のケースは、ペイオフ対策的にはアウトですが、このくらい影響があるんだなということで。
この300万円というスレッショルドは、ハッピープログラム(楽天ポイント・手数料優遇)とも関係があります。
スーパーVIPとVIPの差は、ATM利用回数がちょっと違うだけ。キャッシュレスの昨今、ATMの利用回数はたいした話ではありません。となると、100万円残高があればこの観点では十分かな。
楽天フェスティバルの終焉
この件も含め、このところの楽天経済圏キャンペーンの縮退は寂しい限り。この種の「客寄せ」は「その使命が終われば消え去る運命」と言ってしまえばそれまでですが、ここのところの楽天はけっこう露骨。そこまでクールに反応するのも、なんだかなあ。携帯電話事業の負担のせいだとするとちょっと許せない気もしますよね。
ひとまず静観。あまりに露骨な動きになったら、今度は消費者がネガティブキャンペーンよろしく反乱を起こすわけで。サービサーも消費者も、経済的合理性に基づいてコロッと態度を変える。それが資本主義なのであります。
楽天経済圏、その祭りの終焉。いわゆる"改悪"が続きますねー。楽天に限ったことではないとは思いますけれど。
— NightWalker (@nwalkerz) December 28, 2021
マネーブリッジ設定での普通預金金利の優遇金利改定のお知らせhttps://t.co/XszliJptye
さてどうしよう?
さて、楽天銀行は、私の場合、次のような位置付けでした。
- 早期リタイア生活費の一時格納先のひとつ。
- 私のお小遣い口座
- 流動性の高い状態のまま0.10%という好金利がつく。
今回の改定で、3番目が、300万円止まりとなりました。
ほかにいいところはないだろうか?ということで、急遽、手持ちのオリックス銀行のeダイレクト預金の金利をチェックしてみると、2021年12月15日現在2022年1月4日現在 で、以下の通りでした。
預入期間 | スーパー定期 | スーパー定期300 | 大口定期 |
---|---|---|---|
100万円以上 | 300万円以上 | 1000万円以上 | |
6カ月 | 0.10% | 0.10% | 0.10% |
1年 | 0.17% →0.20% |
0.17% →0.20% |
0.17% →0.20% |
2年 | 0.20% | 0.20% | 0.20% |
3年 | 0.22% | 0.22% | 0.22% |
5年 | 0.25% | 0.25% | 0.25% |
※1/5変更 2022年1月4日現在、1年ものの金利が0.20%にアップ!やるじゃんオリックス!
なかなかの好金利じゃないですか!資金の運用先見直しを検討しようかなー。
オリックス銀行よりも好条件の金融機関はあるようですが、いまさら新しい銀行口座を作る気はありません。ひたすら高金利を追いかけたい方は、相互リンク先のKenzさんの記事をぜひ。非常に参考になります。
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