米国株式インデックスファンドの比較 2021/12
今月の米国株式インデックスファンドの比較です。
比較対象
<S&P500 連動>
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)(三菱UFJ国際投信 )
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIアセットマネジメント )
- iFreeS&P500インデックス(大和アセットマネジメント)
- Smart-i S&P500インデックス(りそなアセットマネジメント)
<CRSP USトータル・マーケット・インデックス連動>
2021/12の比較
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指数→ | S&P500(円換算ベース) | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース) | ||||
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2021/12 | eMAXIS Slim | SBIV S&P500 | iFree | Smart-i | 楽天VTI | SBIV VTI |
1ヶ月 | ★4.19% | 4.18% | 4.18% | 4.12% | ★3.28% | 3.26% |
3ヶ月 | ★13.29% | 13.21% | 13.25% | 13.15% | ★11.38% | 11.31% |
6ヶ月 | ★16.78% | 16.70% | 16.71% | 16.47% | ★13.87% | 13.75% |
1年 | ★44.52% | 44.23% | 44.30% | 43.57% | 40.90% | - |
3年 | ★108.04% | - | 107.39% | - | 106.28% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.0968% | 0.0938%程度 | 0.2475% | 0.2420% | 0.162%程度 | 0.0938%程度 |
純資産総額(百万円) | 948,759 | 458,941 | 46,247 | 3,005 | 471,756 | 51,132 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 826,524 | 403,240 | 41,839 | 2,371 | 425,759 | 41,811 |
純資産総額前月差分 | 122,235 | 55,701 | 4,408 | 634 | 45,997 | 9,321 |
★は同一指数内で高いもの
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
チェックポイント1 パフォーマンス
<S&P500 連動型>
eMAXIS Slim S&P500強し。
<CRSP USトータル・マーケット・インデックス連動型>
直近は、楽天VTI強し。1年でどの程度の差になるか半年後を注目したいと思います。
チェックポイント2 純資産総額
eMAXIS Slim S&P500がダブルスコアで圧勝。楽天VTIとSBIV S&P500が続き、この3本で米国株式インデックスファンド市場をほぼ占拠している格好です。ちょっと興味を持っているのが、SBIV S&P500の純資産総額が楽天VTIを追い越しそうなことでしょうか。
米国株式インデックスファンド6ファンドの総計が2兆円規模に
大人気米国株ファンドであります。12月末の6ファンドの総計が、1,979,840百万円。ほぼ2兆円。
先月も書きましたが、個人的にはファミリーファンド方式のインデックスファンドが好み。どれか一本どうしても買えと言われたら迷うことなくSlim米国株です。コストが二重にかかるFoF(FoE)構造はキライなのであります。Slimにしてやられたと考える運用会社さんは、バンガードのネームバリューに頼るのではなく、業界最安値宣言の上、CRSP USトータル・マーケット・インデックス連動のファミリーファンドを立ち上げることをオススメします。
とまあ、えらそうなことを書いていますが、私自身はオールカントリー一直線。米国株のみに投資するファンドは今現在は保有していません。より広く分散してリスクプレミアムの収集力を高めるという観点もありますが、一番の理由はもう少し現実的。取崩し生活に向け保有投資信託をシンプルにしたいと考えているからです。オールカントリー集約のストーリー(構想)は、こんな感じです。
- あの手この手(一般NISAのロールオーバーをやめてオールカントリーに入れ替える。えいやっと買い換えるなど)で保有金額の小さなオールカントリー以外の投資信託を整理。
- 年金生活の最初の10年くらいで、オールカントリー以外の保有額の大きな株式系投資信託を取り崩しつつ適時オールカントリーに乗り換える。税金は社会への感謝の気持ちを持って納める。
- その先の人生は、オールカントリーだけを心穏やかに運用しながら取り崩す。
ざっとこんな作戦なのですが、ほんとうにできるかどうかは今後の自分自身に乞うご期待です。
・・・あ、米国株式インデックスファンドのエントリーなのに、やっぱりオールカントリーの話ばかりになっちゃった(笑)。米国株式インデックスファンドの比較シリーズは来月も続きます。
<ご参考>
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