eMAXIS Slim のリターン比較で2021年を振り返ってみる
今年もあっという間でした。eMAXIS Slim のリターンを比較して、2021年を振り返ってみたいと思います。
2021 eMAXIS Slim のリターン比較
2021年末〜2021年12月27日時点でのeMAXIS Slimシリーズのリターンです
Slimの年次リターンの推移がこちら。リターンが高い順に並べました。
2021 (昨年末〜12/27時点) |
2020 | 2019 |
---|---|---|
先進国リート | 国内株式(日経平均) | 米国株式(S&P500) |
米国株式(S&P500) | 米国株式(S&P500) | 先進国株式 |
先進国株式 | 先進国株式 | 全世界株式(除く日本) |
全世界株式(除く日本) | 全世界株式(除く日本) | 全世界株式(オール・カントリー) |
全世界株式(オール・カントリー) | 全世界株式(オール・カントリー) | 全世界株式(3地域均等型) |
全世界株式(3地域均等型) | 新興国株式 | 国内株式(日経平均) |
国内リート | 全世界株式(3地域均等型) | 新興国株式 |
バランス(8資産均等型) | 国内株式(TOPIX) | 国内株式(TOPIX) |
国内株式(TOPIX) | 先進国債券 | バランス(8資産均等型) |
新興国株式 | バランス(8資産均等型) | 先進国債券 |
国内株式(日経平均) | 国内債券 | 国内債券 |
先進国債券 | 先進国リート | |
国内債券 | 国内リート |
2019年のREITクラスは設定1年に満たず、年次リターンはありません。
2021年を振り返ってみる
今年は、先進国REITが、首位。
去年は、REIT勢は最下位。(先進国REITが-13.4%、国内リートが−13.9%)。ほかの資産クラスがいち早くコロナリバウンドで回復していたのと対象的に出遅れてました。昨年末のエントリーで『「REITはもうダメ」ではなく、「これこそ分散効果なのかな」みたいには感じています。』と書いたのですが、見事、復権した格好です。
去年はなんと一位だった日経平均は、一転転落。今年はTOPIXに負けてます。日銀が日経平均はもうやめてTOPIXにすると言ったのが効いたのか、単に平均回帰か。私は後者派です。そもそも、日銀は、今年ETFほとんど買ってないですしね。
債券クラスのリターンは低いですが、来たるべき(来て欲しくないけど)、リスク資産暴落の時、底支えになるのが債券クラスの役割なので気長に考えたいところです。ただ、金利ゼロの日本債券は微妙であり、現在の私は定期預金あるいはペイオフ対策としての個人向け国債で充分、変な色気は出さない派です。
長期分散投資家として心得ておきたいのは、
リターンの順位は毎年変わる
と言うこと。
高リターン、極端に勝ちっぱなしの資産クラスは存在しない(逆に言えば低リターン、極端に負けっ放しの資産クラスも存在しない)ことを確認しつつ、広くリスクプレミアムの収集に励もう(といっても放置ですけど)とあらためて誓う2021年の年の瀬でした。
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