セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 純資産総額3000億円突破!
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 純資産総額3000億円突破!
”セゾン投信株式会社(代表取締役社長COO:園部鷹博、本社:東京都豊島区、以下 「セゾン投信」)は、
2021年12月24日にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの純資産総額が3,000億円を突破した
ことをご報告いたします。”
私の妻のつみたてファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが苦節14年、12/24に3000億円突破。12/27にいったん3000億円を下回ったものの、12/28 3026億円、再キャッチアップです。
雑感
着々と育っていて、ファンドの受益者にとっては概ね喜ばしいことではありますが、注意点もあります。それは、上記の図で赤丸したところ、株価軟調局面での受益者の動きにあります。
- リーマンショック、チャイナショック →純資産総額がそれほど減ってない。
- コロナショック → 純資産総額は減ってしまった。
モーニングスターの資金流出入額グラフを見てみますと、
ファンドの受益者が資金流入すべきときにしていない、売っている人がけっこういたということを示唆しているわけであります。ここで下船した投資家が長期投資家として合理的に行動したとすると、いい乗り換えタイミングだとばかりにセゾンバンガードを売って別のファンド(たとえばオールカントリー)へのリバランス買い資金に回したことなどが推定されます。
この根底にあるのは、いまや割高感のある信託報酬率。つみたてNISAインデックスファンド信託報酬率革命の前と後で、当ファンドの受益者の動きに変化があったようにも見えます。
長年のセゾンバンガードホルダーである妻を代弁して申し上げると、ここは、3000億円突破を機に受益者還元の姿勢が欲しい。つまり、
純資産総額増加に伴うコスト逓減の設定
です。
インデックス系バランスファンドに過ぎない当ファンドの保有コストはもう少し時代に寄り添った設定にすべきと考えます。このままでは、現在の保有者が取崩し世代になった時、残高が減ってじり貧に。セゾン投信が中野さんの一代企業に終わってしまいかねません。
めでたいニュースではありますが、長期世界分散投資の祖である同社に敬意を表し、あえて苦言を書かせていただきました。
コメント
SBI・V・全世界インデックスファンドについての解説をぜひお願いします。雪だるまから乗り換えようかと考え中です。
投稿: もか | 2021年12月29日 (水) 17時58分
>もか様
コメントありがとうございます。
SBI VTについては、来年早々エントリーを上げる予定です。Twitterの方には、私の印象を書いておきました。ご参考になれば幸いです。
https://twitter.com/nwalkerz/status/1475865713563025408
信託報酬率が超低空飛行になった今、相対的に運用力の影響が大きくなっており単純に「スペック買い」はできないというのが私の見解です。 拙ブログの月一企画「全世界株式型インデックスファンドの比較」シリーズで、スペックではなくパフォーマンスの比較をしている所以でもあります。
投稿: NightWalker | 2021年12月29日 (水) 19時38分