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2021年12月24日 (金)

「つみたてNISAをやっている」と言ってみよう 2021

東証マネ部さん。

はじめに

記事は読んでのとおりなのですが、私が、おや?と思ったのは、この件(くだり)。

高山「20代の女性のなかでも、小島さんはかなりお金の知識がある方だと思います。資産運用などはしていますか?」

小島「つみたてNISAと小規模企業共済、あと少しだけ投資信託を持っています。基本の"き"の部分は始めてる感じですけど、ちゃんと理解して動かせていないんですよね」

これって何気なくすごいことなんじゃないかと。

日本社会において、株式投資というのは、どうも受けが良くない。世の中資本主義でできており、そのおかげで史上最高に豊かな今の日本があるわけであるにもかかわらずです。「株式投資=悪」信仰と言うんでしょうかね。耳あたりの善い言葉を発し非常に善い人に見える一国の首相が、株式投資に対して懲罰的な政策提案をほいほい唱えてしまうほどには根深い問題です。

しかし、小島さんの発言はこの問題を実にあっさりクリアしてます。(ちなみに、確定拠出年金の前に小規模企業共済ってところもするどいというかシブい。)

「つみたてNISAをやっている」と言ってみよう 2021

ふと思い出したのが、つみたてNISA前夜の2017年10月に書いた拙記事です。

お金の話はしづらい。ましてや株式投資をしているなんて言おうものなら銭の亡者、悪人扱い。かと言ってお金を増やす話をしないっていうのも資本主義の先進国としてけっして健全とは言えない。せめて「投資信託を買っている」くらいは言って世の中の雰囲気を変えていきませんか? といういささか青臭い提言であります。

でも、いまなら、これ、

 「つみたてNISAをやっている」

のひと言ですみますね。つみたてNISAとは、ほかの選択肢もできるにせよ、基本は低コスト世界分散株式投資。「つみたてNISAをやっている」イコール「株式投資をやっている」イコール「株式投資は善でも悪でもなく普通のことだよ」ってことなわけですから。

今更ながら「つみたてNISA」を金融庁が発案してくれたことに感動を覚えます。

つみたてNISAをフル活用できる若い世代が停滞ニッポンを変える。そんな気がしてなりません。「株式投資=悪」脳に染まってしまった変なオトナ(つまり私世代ですけど)は放置しておきましょう。みなさんの長期投資のゴールである20年、30年後には、消えていなくなるのですから。私もいなくなっちゃうのはちょっと残念ですが雲の上から眺めることにしますね。転生でまたお世話になるかもしれませんし。

コロナだ悪いインフレだなどと冴えない話ばかりですが、せっかくのクリスマスイブ、せっかくの年の瀬ぐらい気持ちのいい来年、気持ちのいい未来を考えたいと思う今日この頃でした。

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