「お金が増えなかったなあ」と思うころについて
トウシル、篠田 尚子さん。
「お金が増えなかったなあ」と思うころについて
篠田さんが、セミナーや講演会などで個人投資家の方々と直接お話しして気付いた「お金が増えない人」の5つの共通点についての記事です。
- 公的な保障の全容を把握していない
- 節約に躍起になって息切れしてしまう
- 「給与天引き」を躊躇(ちゅうちょ)する
- 資産運用の「入口」で怠けてしまう(資産運用の目的をきちんと把握して、それに適した方法論を考えることを怠るの意)
- 特徴のある投資信託に飛びついてしまう
あるある、なんですかねー。お金のことをきちんと勉強する、家計管理のメンタルコントロール、蓄財のためのルール作りが大切なんですね。
さて、そんな私自身にもお金が増えないなあと思ってた時期がありました。それは、上記とはちょっと違う観点というか「それ以前」でした。2つほどあります。
その1 世帯収入が減ったとき。
結婚した当初は共働き2馬力だったのが、ほどなくコドモができ、1馬力になったとき。減ってしまった世帯収入の中で、いまいち家計を回せなかったのです。実は妻に丸投げしちゃっていたのですが、どの程度のペース収支のバランスをとればいいのかつかめていなかったことと、妻自身のお金に対する苦手意識みたいのもあって、結果的に1年くらい「あったらあっただけ使う」になっていました。
このときは私が家計を一元管理することにして、蓄財を再スタートしました。
このときの蓄財は基本、定期預金(郵便局の定額預金など)でした。90年代。まだ、金利があった頃の話です。
その2 収入に見合わない借金をしていたとき。
ずばり住宅ローンの返済です。住宅ローンを組んだときは、まだ収入も少なかった上に、なんとか繰り上げ返済をしようと思って躍起になっていました。今にして思えば、収入に見合わない借金をしていたときでした。
ローンを組んで最初の5年くらいかなあ、大変だったの。
ITバブルのころに持ち株会を卒業し、そのお金で繰り上げ返済。そのころ昇格もあって収支も改善し、住宅ローンの繰り上げ返済はいったん卒業して、蓄財を再々スタート。
このときの蓄財は、いよいよ、株式投資からの投資信託になったのでした。2000年。もう低金利時代、そしてネット証券が次々にで来た頃でした。
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その1もその2も、私は30代。私にとっては、資産形成の黒歴史時代(言い過ぎか(笑))です。これに比べ、最近の若い世代の方はしっかりした蓄財意識を持っていらっしゃるなあ、と感心するばかり。時代の変化に伴い、投資環境も大きく改善され、金融リテラシーも広く共有されるようになってきているのは、喜ばしいことであります。
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