マンガ お金は寝かせて増やしなさい 爆誕!
相互リンク先でもありますブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」の管理人、水瀬ケンイチさんの新刊、「マンガ お金は寝かせて増やしなさい」のご紹介です。献本いただきました。
本書は、2017年12月発刊のベストセラー、「お金は寝かせて増やしなさい」と同じく、インデックス投資の入門書であり、ある程度投資をしている人にとっては知識の再確認というような内容ですが、前作とは大きく2つの違いがあります。
その1 マンガ化
前作もマンガはついていたのですが、分量が増えマンガとテキストが半々ぐらいの構成になっています。
マンガは、都内のIT企業に勤める脳天気なOLさんが主人公。インデックス投資ブログを運営しているという妙に眼光鋭い後輩OLと盛り上がっていたら、ひょんなことから、アクティブ派の部長と対決することに…。という感じの筋立てでした。後輩OLさんに、水瀬さんが乗り移ってます(笑)。
その2 情報の最新化
たとえば、オススメのファンドが、2017年12月には存在しなかった「あのファンド」になっています。
また、ご自身の資産形成の実践記が15年→20年になり、運用資産高も大台になったことを報告!本書の目玉になっています。本件は、水瀬さんのブログでも報告されています。水瀬さんのこの記事があったので、私も本書のご紹介記事を発売日から一日フライングして心置きなくご紹介する決心がつきました(笑)。
雑感
読んでいて思ったのは、やはり、
マンガって偉大
ということ。インデックス投資の説明って、どうしても理屈っぽくなり、投資を知らない人にはとっつきにくい。一方で、インデックス投資は、初心者にこそまずは知っておいて欲しい投資法です。私も「初心者向けに書いて」といわれて本を書いたとき、どう書くか苦心した記憶があります。
マンガはその理解のハードルを大いに下げてくれます。マンガ自体もこむずかしい部分を見事に消化した秀逸な内容になっていますし、その導入効果により、水瀬さんの説明文もよりこなれた印象を受けます。
また、マンガ版になったからといって説明のレベルが落ちることはなく、「インデックス投資の論理的な説明は妥協せず過不足なく網羅されている」というのも本書の特筆すべきところではないでしょうか。「構成の妙」というところもありますが、やはり、
インデックス投資に対する水瀬さんの深いこだわり
が背景あります。そんなことを感じる一冊。
前作同様、インデックス投資をしようと考える方にとってイチオシのオススメ本でした!
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