ボーグルヘッズの10の原則(非米国投資家向け)を山崎さんが解説!
トウシル、山崎元さん。
ボーグルヘッズの10の原則(非米国投資家向け)を山崎さんが解説!
いよいよ始動のボーグルヘッズ・ジャパン。山崎さんによる「米国以外の投資家に向けた投資哲学をまとめた文書」(英語)の徹底解説記事です(英語が苦手な私もGoogleChromeの翻訳機能でなんとか読めました(^^;))。全部で10項目。
- 実行可能な計画を立てる(Develop a workable plan)
- 早くから、かつ定期的に投資する仕組みをつくる(Invest early and often)
- リスクの取り過ぎや、リスクを取らないことに注意
(Never bear too much or too little risk) - 分散(Diversify)
- マーケットタイミングを採らない(Never try to time the market)
- インデックスファンドを活用する(Use index funds when possible)
- コストを低く抑える(Keep costs low)
- 税金を抑える(Minimise taxes)
- シンプルな投資(Invest with simplicity)
- 航路を守る(Stay the course)
山崎さん曰く、
”一読して、シンプルで迷いのない、爽やかな投資家像が目に浮かばないだろうか。”
山崎さんも納得のすばらしい10原則。
あとは、「収入の20%くらいを投資に回すのが出発点としていいのではないか(For retirement, 20% of income may be a good starting point)」となっている収支のコントロールを50%くらいにパワーアップすると「FIRE実行計画」一丁上がりといったところかしら。
3番目の「リスクの取り過ぎや、リスクを取らないことに注意」。投資がまだまだ浸透していない日本では、けっこう大事なのかも。ETFの活用方法として「どうしても対面証券で取引したい投資家の場合」という山崎さんの指摘には、思わずにやり。割高な投資信託の購入をあっさり回避できそうな気がします(笑)。
ニッポンの全長期投資家必読の記事でした。ぜひご覧下さいませ。
山崎さん推奨はもちろんあのファンド
山崎さん推奨の1本としては、
”米国の投資家に対して、1本のグローバル(全世界)株式ファンドは、完全に分散された株式ポートフォリオを所有する最も簡単な方法だと述べている。日本の投資家も同様に考えていいだろう。(中略)
再び繰り返す。リスク資産の運用は、全世界株式のインデックスファンド「1本」でいい。”
オールカントリー最強です。次点は、以下を対象とするインデックスファンド。
- ほんの少しだけ評価が落ちるけれども日本株除きの世界株
- 新興国がない分もう少し残念だけれども先進国株式
「日本に住んで日本の企業に勤めているから日本はいらない」という方とか「日本は個別株」という方は、「日本株除きの世界株」かな。
雨にも負けず風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けず、ただ淡々とオールカントリーをつみたてる。(中略) ほめられもせず苦にもされず、そういうモノに私はなりた・・・かった(^^;)。20年前にオールカントリーとつみたてNISAがあれば・・・そんなことを夢想する今日この頃でした。
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記事の最後には、ボーグルヘッズ・ジャパンについてのご案内があります。一部、リンクを抜粋させていただきます。Twitterアカウントは私も早速フォローしました。
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