「ゼロで死ぬ」って難しい。2021
Diamond Onlineさん。
はじめに
同社の書籍、DIE WITH ZEROの販促の位置付けの記事みたいです。
1年前に日本語版が出て、話題になっていた本ですよね。「ゼロで死ね」。日本語にするとよりハードボイルドな語感。そういえば読んでないなあということで、私もポチり。ささやかに販促に貢献させていただきました。読んでみたら、いろんな気付きがあります。まさに死ぬ前に読め。オススメ本です。
この本にお金を使ったことで死ぬまでにお金をゼロにする野望にまた一歩近付きました(笑)。
Diamond Onlineさんの記事では、以下のような話が書かれています。
- 概して、人々は自分の資産を使い始める(取り崩す)のが非常に遅い
- いつまでも収入と同程度の支出を続ける傾向にあり、退職しても資産には手をつけないという傾向
- いざ退職したらその金を十分に使っていない。
結果、
- 全退職者の3分の1が、なんと退職後に資産を増やしている。
うーん、思い当たるフシが・・・というか、早期リタイアしてほぼ確信。
「ゼロで死ぬ」って難しい。2021
以前ふれた老後の心配に関するアンケートでも、50代までは「お金の心配」が1位なのに、60代以降になるといきなり「健康」が1位になります。もちろん、歳をとって体の衰えを実感するというのもあるんでしょうけど、いざ老後が来てみるとお金の心配はそれほどなかった、みたいな。
”老後生活で必要になる金は、世間一般で言われるものよりも少なくすむ
老後のために過度に貯蓄するのではなく、金をもっと早い段階で有効に活用することを計画すべき
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール p.209”
思ったほどお金を使わない。これ、早期リタイアでも同じでして、サラリーマンを辞めたことによる付帯支出の減少が思った以上に大きかったこと。ついつい安全サイドの予算を組んでしまうこと。モノに絡む道楽は断捨離を考えてためらってしまうこと。かと言って、浪費っぽいことにはお金を使う勇気と体力がない。私の場合は、このあたりに要因があります。
「計画的に」というところがこれまた曲者でして、煩悩はつきません。人生の最終盤のイベント。妻への遺産、介護費用。このあたりが個人的な今後の課題でしょうか。もう少し悩もうと思っております。
どうお金を使うか。早期リタイアはそのひとつ。しかし、それですら使い切るのが難しいと考える私がいたりするわけです。「ゼロで死ぬ」って難しい。銭の亡者とは、足りているのに際限なくお金を増やそうとしてしまう行為のことを指すのかもしれません。お金や株式そのものには、善も悪もありません。「そんな銭の亡者にはならず、有意義な人生を送りなさいよ」というメッセージと受け止めたいと思います。
コメント