つみたてNISAはいまどきの若者の必修項目になりつつあるのかも、という話。
モーニングスターさん。
つみたてNISAの口座数が418万口座に!
”金融庁が先日公表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」(21年6月末時点)によると、つみたてNISAの口座数、買付額はともに前四半期比での2ケタ増が続いた。”
右肩上がりです。口座数と累計買付額を下表にまとめました。( )内は対前四半期比。
種別 | 口座数 | 累計買付額 |
---|---|---|
つみたてNISA | 約418万口座 (15.5%増) |
約1兆658億円 (18.3%増) |
一般NISA | 約1,237万口座 (1.0%増) |
約22兆9097億円 (3.3%増) |
つみたてNISAは買付額はまだまだですが、418万口座まで来ました。方や、一般NISAは頭打ち。表には1,237万口座とありますがこれは開設口座数で投資利用枠が設定されている口座は約1017万口座。つみたてNISAの方は418万口座=投資利用枠が設定されている口座です。
このままの伸び率で行くと、2〜3年くらいでつみたてNISAの口座数が一般口座に追いつく勢いです。現時点で、400万口座×年40万円×20年=32兆円のポテンシャルがあるわけで、それまで生きてるかどうかわからない私も、未来の日本が楽しみになって来ます。
若者の必修項目になりつつあるつみたてNISA
つみたてNISAの存在感が増してきています。個人的にはこの流れをさらに進めるべく、つみたてNISAの総つみたてワク800万円を倍増。年40万制限も4〜10倍増しにしてシニア層も短期間にワクを使えるようにし、つみたてNISAへの実質的な統合を一気に進める方法論がいいんじゃないかと思ってますが、今後の制度改革や如何に。
さて、モーニングスターさんの記事には、
”若年層の間で、年金など将来の資金への不安を背景に、長期的な資金運用の手段として、つみたてNISAを活用する動きが強まっている。”
と言う指摘があります。つみたてNISAは、いまどきの若者にとって必修項目になりつつあるのかも。「となりの人はもうやっている」です。つみたてNISA制度を設計した金融庁の方々からすると、まさに「してやったり」ではないでしょうか。
ちなみに我が家の若者、新社会人ムスコ2号には、次の優先順位で蓄財&投資をオススメしています。
- 1位 自己投資
- 2位 貯金
- 3位 つみたてNISA オールカントリー推奨。
- 4位 iDeCo 当面は不要だが、所得税率が10%を超えたくらいから考える。ムスコは企業年金を期待できそうもないのでじぶん退職金づくりは割と重要に思える。
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コメント
同感です~。
一般NISAは買った後に値下がりした場合のデメリットが大きくて使いにくいですが
積み立てNISAなら時間分散の効果が効いてマイナスになる可能性が低いのでデメリットが殆どありませんからねぇ。
個人的には一般は廃止して積み立てのみで良いとも思いますが
世の中にはいろんな意見の人がいますから
一般を廃止されると困ると言う人もいるかもしれませんねw
投稿: こばやん3号 | 2021年10月16日 (土) 07時20分
>こばやん3号様
コメントありがとうございます。
つみたてNISAの年40万を年160万(20年非課税)×5年というパスをありにしてくれれば、人生の残り時間の少ない私も、即、つみたてNISAに移行します。若者は、非課税の総枠も大きくなるし、つみたてNISA一択でしょうね。
投稿: NightWalker | 2021年10月16日 (土) 10時52分