昨今の相場について考えながら、結局いつもの考えに戻るという話。2021
最近ちょっと気になっているキーワードが「ヒストリカル・ハイ」。
はじめに
資産が「過去最高」という意味ですが、多くのバイアンドホールダーが、コロナショック後の株価上昇でそうなっているのではないかと思います。でも、そんなことわざわざつぶやいてマウント取ってもな、という違和感は感じます。なんだかフラグっぽいですよね(笑)。
デイリー新潮さんによりますと、
さわかみ先生が、警鐘を鳴らしていらっしゃるようです・・・「ごきげん買い」ができなくて不機嫌なのかしら(^^;)。これに対し、そもそも今はバブルなのかという反論もあります。たとえば、直近のPERを見て見ますと、
PERの平均を16倍くらいとすると、米国株が予想でもちょい高め、日本株は予想ならまあまあというところ。たしかに高めではあるけれど、さわかみ先生が騒ぐほど市場は過熱していないんじゃないか、というご意見です。ただ、PERは、企業収益が悪化するような共通要因があれば一気にはねあがります。
フラグとは書きましたが、この種の相場に対する感性はまるで役に立たないというのが私の経験則。
- バブルははじけたあとにバブルだとわかる。
- 危機は明後日の方向からやってくる。
前者はどこかのえらい人の言葉、後者は私の言葉ですw
株価の長期的成長以外の予断を持たない。これこそが、長期投資家たるものの心得と考えます。
昨今の相場について考えながらも、結局いつもの考えに戻る
私がインデックス投資をはじめて良かったというか、必然的にそうなったというか。その最大の理由は、投資にかける時間でした。私が20年前、できたばかりネット証券につられて投資を始めたときはご多分に漏れず、個別株投資100%(もちろん日本株のみ)。当時は、しきりに四季報を読んでました。でも、すぐ気が付いたんですよね。四季報、読んでる時間、もったいないじゃんということに。
財務の勉強にはなったので良しとはしますが、ずっと読んでても結局どの株がいいのかわからないわけですよ。それよりも、つい相場のモメンタム(相場の勢い)の方に思考がつられる。まあ、むいてなかったんでしょうね。
相場のモメンタムにつられるって言うのは、実はインデックス投資でも同じです。相場が好調だと「もう、売っちゃおうかな」あるいは「もっと買っておこう」と考えてしまう。
投資を何十年やっても消えないその種の邪念は振り払い、
自分にとって適切なリスクを取り続ける
っていうところに帰らなければいけない、ボーグルさんごめんなさい、航路を守ります、と思う今日この頃の私でした。そんな私の変わらぬ羅針盤は、「運用資産に占めるリスク資産比率」なのであります。
コメント
>投資を始めたときはご多分に漏れず、個別株投資100%
です、です ♪
それで損をしたりもして、その時に「株は怖いからもうやめたっ!」という人。
その人達は安全資産(増えないけれど)へ逃げたでしょうが。。
一方、あれこれと勉強しながら継続して インデックス投信にたどりついた人。
今となっては良かったなぁと感じてる人達。
むずかしい変遷期でしたが、その乗り越え方で現在の違いが出てると思います。
やっぱりお金について 気軽に話せる環境があればいいですね。
若い人達と話してても、なかなかそういう機会が無くって.... と聞きます。
投稿: やました | 2021年10月23日 (土) 18時28分
> やました 様
コメントありがとうございます。
>お金について 気軽に話せる環境
多少、そのへんを意識して、つらつら今回のエントリーを書いてみました♪
投稿: NightWalker | 2021年10月23日 (土) 18時41分