もしも富裕税がかかるようになったら
読者の方から、富裕税についてのご質問を受けました。
もしも大金持ちになって富裕税がかかるようになったら
- かなりまとまった金額を相続。全て金融資産のみで、不動産はなし。
- 最近、富裕資産に対しての課税や、社会保障の制限などが取り沙汰されていて不安
もし、そのようになった時は、どう対策しようと思いますか?
というのが、ご質問です。ご質問は相続のケースですが、気の迷いで宝くじを買って大当たりした場合なんてのもあるでしょう。質問者さまは、
- 富裕と判断される以上の金融資産を持たないようにする。
- それ以上金額が超える場合は、不動産等を取得する。
- 不動産取得なんてしたくないから現実を受け入れ諦める。
以上のことを、悶々と考えているとのこと。
というわけで、今回のお題は、「もしも私が大金持ちになって富裕税がかかるようになったら?」です。
私の答え
私の答えは至って簡単。
「そんな制度ができてから考える」
です。できていないものにモンモンと悩んでも仕方ありません。たとえば、年金なんかもそうです。どうなるかわからない将来の制度を悩んだところでどうにかなるもんでもありませんし、取り越し苦労に終わる可能性もあれば、思わぬ形になることもあるでしょう。
- お金はあっても困らない。
- 資産に見合う程度にはお金を使って社会に還元。
- 必要な税金はきちんと払って社会に還元。
- 自分の資産を相続する可能性のあるしかるべき人にはしかるべき時にしかるべき手段で情報を共有しておく。
制度がどうなろうと、これらは同じです。
正攻法の節税策は、その時の賢人たちがちゃんと考えてくれます。本でも買って勉強すれば良いのではないかと。
ただ、私は、もはやいい歳なので深く悩みませんが、もしも20年前にそういう事態になってたら、モンモンとしてたかもしれません(笑)。
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コメント
「そんな制度ができてから考える」
富裕税関係なく、この言葉自体について
すごいわかるなーと思ってついコメントしました。
従姉妹にインデックス投資積み立てを勧めてた時に出口戦略も聞かれたんですが
「NISAからちょっとしてつみたてNISAも出来たし
まだ過渡期だから制度まだ変わると思う。
つみたてNISA終了も大分先なんだから今考えても仕方ないと思うよ」
って言った1年後位に新NISAの発表。
iDeCoにしろNISAにしろ「完全に制度が固まってから10年以上経つ」とかの
タイミングじゃないと考えたって仕方ないなーって思いますね。
結局色々アップデートしていくんだろうから、それはその時に考えればいいじゃないと。
投稿: ももんが | 2021年10月 4日 (月) 07時54分
自分もそこまで裕福になったと喜べはいいんじゃない?
投稿: deds | 2021年10月 4日 (月) 08時43分
みなさまコメントありがとうございます。
>ももんが様
変化こそ永遠。制度も同じく変わります。ある人にとっての改善はある人にとっての改悪。人によって事情も異なりますし、都度折り合いを付けて行くしかないとは思うんですが、時に「強欲」が目を曇らせることに(笑)。
> deds様
おっしゃる通りです。
投稿: NightWalker | 2021年10月 4日 (月) 09時31分