つみたてNISA対象ファンドの優勝劣敗を見る 2021/10
先日、ツイートだけしてほったらかしになってたネタですが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の純資産総額が7000億円突破しています。10/21付けでは、7,229.52億円にまで伸びてます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の純資産総額が7000億円突破!
— NightWalker (@nwalkerz) October 18, 2021
10/18 7068.02億円https://t.co/1UHbp1FPQ6
つみたてNISA対象ファンドの優勝劣敗を見る 2021/10
相場が大崩れしなければ、今年度中に国内インデックスファンド初(たぶん)の1兆円ファンドとなりそうな勢いです。本ファンドが伸びた背景には次の二つがあります。
- 米国株式投資家の増加
- つみたてNISAによる資産形成意識の高まり
絶対額の要因としては前者が大きいのでしょうけれど、いわば「闘う土俵」を作ったのがつみたてNISA。つみたてNISAなくして超低コストインデックスファンドの台頭なし。
本エントリーでは、そんなつみたてNISA対象ファンドの純資産総額のヒストグラムを作ってみました。SBI証券のパワーサーチでつみてたてNISA対象となっているファンド+同証券で取り扱いのないセゾンバンガードとセゾン資産形成の達人ファンドは、手で入力しました。(楽天証券のサーチだとセゾンはあるけどSBIのVシリーズがない(^^;)。モーニングスターの詳細検索に「つみたてNISA対象」があると良いんだけどなあ。)
1兆円以上は現在はゼロですが、早晩、”1”になってくれることを一インデックスファンドファンとして願っています。
1000億円超のつみたてNISA対象ファンド 2021/10
1000億円超のファンドは、16本。
ファンド名 | 純資産 総額 (億円) |
---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 7,219 |
ひふみプラス | 4,918 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 3,907 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 3,532 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 3,476 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 3,171 |
セゾン バンガード・グローバルバランスF | 2,915 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 2,678 |
ニッセイ日経225インデックスファンド | 2,016 |
セゾン 資産形成の達人ファンド | 1,800 |
たわらノーロード 先進国株式 | 1,526 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 1,329 |
世界経済インデックスファンド | 1,207 |
SMT グローバル株式インデックス・オープン | 1,207 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 1,205 |
ニッセイ日本株ファンド | 1,053 |
1000億円直前ファンドとしては、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 948億円(10/20付け)が控えております。
今回ヒットしたファンドの総額は6兆6788億円。この16本合わせると4兆3158億円で全体の約65%。純資産の全部が全部つみたてNISAというわけではありませんが、つみたてNISAがなければ存在しなかったファンドも多いでしょう。Slimシリーズなんてまさにそれ。ほんとあらためて金融庁グッドジョブ。
Slim米国株式(S&P500)は、米国株式インデックスファンドの勝ち組ファンドの筆頭です。S&P500という米国株指数そのものの人気はもちろんあると思いますが、最大の要因は、適時値下げしてきた超低コストでしょう。
ただ、運用会社さんの収益面を考えるなら、信託報酬率0.1%のファンドでは1兆円は道半ば、10兆円ファンドの登場が望まれます。そうなれば、インデックスファンドは儲からないと腰が引けていた運用会社の鼻をへし折ることができ、個人的には溜飲が下がっちゃうかな(笑)。日本はともかく、米国や世界のキャパは、そのくらい軽くありますしね。
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