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2021年10月 7日 (木)

TOPIXと、MSCI ACWI、S&P500を比較してみて感じる日本人のやるべきこと 2021

TOPIXとMSCI ACWIの比較をしてみたくなりグラフを描いてみました。

はじめに

始めて見たらえらい大変。あんまり大変だったのでこのエントリーを書くことにしました(笑)。何が大変って、TOPIXの長期データ、一発でダウンロードする方法がないんですよ。編み出したのが、次の方法。

長期データが、東証のサイトにあるんですけど、残念ながら、年単位のデータ。月末くらいの精度は欲しい…。

どうやって拾ったかというと、検索条件、「日付指定>2. 指定日以前、または指定日以降を表示します」を使い、

  • 日付欄を、各月の1日にし「2日前」を指定して検索。
  • グラフに出てくる数値を目で読み取る。

これを1ヶ月分ずつひたすら繰り返すという涙ぐましさ。もっとうまい方法があったら知りたいです。

一方の米国は進んでます。MSCI ACWIはMSCIのサイトからあっさり。ついでにS&P500も比較。こちらは米国のYahooサイトから。比較できるのは、ACWIのデータが存在する1987年末からです。(追記:円換算です。為替は日銀さんのサイトから)

1987年末〜の比較

202110071

配当含まないPriceベースですけど、日本株って債券なの?という推移。この期間の米国、S&P500は強い。MSCI ACWIのGross(配当込み課税前指数)レベル以上に推移していることにちょっとびっくりです。

リーマンショック後、直近の2008年末〜の比較

202110072

傾向は変わりません。米国強し。日本は弱し。ただし、これらのデータはあくまで過去。また、米国が停滞した冷戦期のデータは含みません。期間によっては、別の見え方もあるのかもしれませんね。

雑談 〜自由放任の経済で稼いだ国と取り残された国の格差の方が心配

ところで、岸田政権から突如出てきた「新しい資本主義」。気になるキーワードは、「所得倍増」「再分配」です。日経さんの記事↓

”自由放任の経済で稼いだ人と、成長から取り残された人の格差が大きくなりすぎた

ピケティ氏は実証研究から、株式や不動産などの資産から得られる利益の伸びは、長い目で見れば賃金の上昇率を上回るという結論を導き出した。資本主義の下では資産を持つ人に富が集まり、資産をもたない人との格差は必然的に広がり続ける

処方箋として、国際協調による資産課税の強化を訴えた。”

とあります。

ただ、上記のグラフを見ていて感じたのは、日本の資本主義の問題は、「自由放任の経済で稼いだ人と、成長から取り残された人の格差」よりも「自由放任の経済で稼いだ国と、成長から取り残された国の格差」の方が大きいのではないだろうか、ということ。

だとするなら、「再分配」は「稼いだ国から取り残された国へ」じゃないと意味ないわけですが、そんな都合のいい国際協調は無理な気がします。先進国と新興国の間ならいざ知らず、曲がりなりにも時価総額がACWI第2位の日本の場合は、持てる財でリスクを取った国とリスクを取らなかった国の差に過ぎない、で一蹴されそう。

「格差是正」の美名の下に語られがちな金融課税強化。資本主義的に出遅れ感のある現状の日本でブレーキを踏むようなことをすれば、反って格差が拡がってしまう結果になってしまわないでしょうか。その不安が株価や支持率に表れちゃうんじゃないでしょうかね。「ご祝儀相場」の記事書きたかったなあ(笑)。

一個人としては、諸先輩が築いた我が国の富を取り返す気概で、世界に投資しようと考える次第ですが、竹槍感満載「所得倍増」の前に「NISAワク倍増」くらいは宣言して欲しいです。

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