最近のインデックスファンドと老舗インデックスファンドを見比べてみると?
投資を始めて20年以上、ブログを始めて16年。この間、インデックスファンドも大きく様変わりしてきました。
はじめに
モーニングスターの検索機能を使って、2021年9月17日付け、インデックスファンドの純資産総額上位5ファンドを運用年数別に見てみました。(ほんとは、10年前の上位5位みたいに見られると良かったのですが、ちょっと大変そうだったので) 見てみるとけっこう感慨深いものがあります。
<全ファンド>
ファンド名 | 運用会社 | 信託 報酬率 (税込) |
純資産 総額 (億円) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際 | 0.10% | 6380 |
ダイワ J-REITオープン(毎月分配型) | 大和 | 0.79% | 4242 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド 『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』 |
楽天 | 0.16% | 3527 |
ニッセイ 外国株式インデックスファンド | ニッセイ | 0.10% | 3251 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 『愛称:SBI・V・S&P500』 |
SBIアセット | 0.09% | 3152 |
<運用年数 10年以上のファンド>
ファンド名 | 運用会社 | 信託 報酬率 (税込) |
純資産 総額 (億円) |
---|---|---|---|
ダイワ J-REITオープン(毎月分配型) | 大和 | 0.79% | 4242 |
インデックスファンド225 | 日興 | 0.57% | 2165 |
ニッセイ 日経225インデックスファンド | ニッセイ | 0.28% | 2011 |
DIAM 世界リートインデックスF(毎月分配型) | アセマネOne | 0.94% | 1982 |
日経225ノーロードオープン | アセマネOne | 0.88% | 1720 |
<運用年数 20年以上のファンド>
ファンド名 | 運用会社 | 信託 報酬率 (税込) |
純資産 総額 (億円) |
---|---|---|---|
インデックスファンド225 | 日興 | 0.57% | 2165 |
日経225ノーロードオープン | アセマネOne | 0.88% | 1720 |
MHAM 株式インデックスファンド225 | アセマネOne | 0.61% | 1610 |
三菱UFJ インデックス225オープン | 三菱UFJ国際 | 0.68% | 1133 |
三井住友・225オープン | 三井住友DS | 0.66% | 927 |
雑感
- 20年前は、インデックスファンドと言えば、まずは日本株だった。
- 10年くらい前から、REITが上位に。
- 今や、インデックスファンドと言えば、米国株、世界株の時代に。
- 昔は、コストが高かった(=最近はすごく安くなった)
だんだん、世界分散指向になってきています。20年前に世界に投資するインデックスファンドがなかったかというとそうでもないんですよ。たとえばこんなファンド↓
- ステート・ストリート 外国株式インデックス(信託報酬率税込1.05%)
- 外国株式インデックスファンド(信託報酬率税込0.88%)
信託報酬率下げないから尻つぼんじゃったのです。下げとけば、ニッセイもSlimも今の勢いはなかったでしょうし、ランキングも違った風景になっていたことでしょう。実に残念。
もうひとつ気付いたことがあります。それは
最近のファンドはやたら名前が長いのがある
こと。投資家の間では勝手に略称がついて呼ばれてたりもしますよね。オルカンとか。最近のラノベやアニメのタイトルみたい。インデックス投資ってサブカルな匂いはあります(笑)。
これからもずっと米国株なのか、はたまた…10年後のインデックスファンド純資産総額ランキングが楽しみな今日この頃であります。
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