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2021年9月20日 (月)

もしも早期リタイアクラブなんてのがあっても「絶対入らないだろうなー」と思った件

西日本新聞さん。

もしも早期リタイアクラブなんてのがあっても「絶対入らないだろうなー」と思った件

高齢者は増え続けているというのに老人クラブの会員が2000年頃をピークに減っているそうです。「比較的若くてリーダーとなる人がおらず、運営が難しい」とのこと。記事から拾うと、

  • 60代後半まで働く人が増え、日中に参加する人が減っている。
  • 価値観が多様化し『自分はまだ若い』という人も多い。婦人会も含め伝統的な組織は現代のニーズに合わなくなっている。

などが要因だそうです。ひと言で言えば、時代遅れなんでしょうね(^^;)。

ふと思ったのは、もしも「早期リタイアクラブ」なんてのがあったらどうするかな?…というのが本日のお題。早期リタイア後のコミュニティ加入には肯定的な私ですが、「絶対入らないだろうなー」と思います。というかニーズがあれば、もうできてるはずです(知らないだけかも)。

その1 自由を束縛されそう。

自由を束縛されそうだと言うのが、まず第一の理由。私だけなのかもしれませんが早期リタイアするような変な人間としては、こういう目的が今ひとつ不明瞭な組織は、組織内の人間関係や権力やら、その観点において危険な感じがしてしまいます。自由が好き。そう思ってしまうようなひとだから早期リタイアしたのであります。

その2 年齢は関係ない。

もうひとつは、レベルの差こそあれ活動に年齢自体は関係ないということ。そこで活動できるか否かがすべてなのです。私としては、

  • 活動できる能力があるうち:生涯現役的に活動
  • 能力が大きく低下したとき:静かに時を待つ(おそらく介護状態)

が理想かな。

生涯現役でいるために老人クラブとか早期リタイアクラブとか、年齢や境遇でカテゴライズされた村社会を作るのはちょっと違う気がします。老人クラブの意義に「健康維持や防災の観点で重要」とありますけど、それって別に老人だけの集団じゃなくてもいいわけで。

村社会自体はまったくもってオーケーなんですけど、「同好の士が集まる」みたいなところの方が好きです。それにしたところで、その1のような問題は発生します。その時は、別なとこに行くしかないです。

また、引用した記事にあった「高齢者が積み重ねた経験と技術を生かして」という意義にも違和感ありです。あれば幸せなんですけど、早期リタイア後の再就職活動で、ご多分に漏れず思い知りました。私も早期退職勧奨を受けたときの上司たちには、こんな風に言われました。

 曰く「今までの経験と技術を生かせる職場がきっとある」

 曰く「キミに向いている仕事を探すべし」

そして、そんなものはなかったというか、私にとってはその場所が「早期リタイアそのもの」だったのでした。転職なんかも含めて、アラフィフぐらいからは「そんな都合のいい場所はないという前提で自分の居場所を探す」が基本ではないか愚考するようになってしまった次第です。

もちろん、成功した人もいらっしゃるとは思うので、あくまで個人的な感想です。

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コメント

そんなのに入るんなら、せっかくカイシャという「組織」を早期リタイアした意味ないですよね。

投稿: mets | 2021年9月20日 (月) 09時05分

>mets 様
コメントありがとうございます。
はい、意味ないです。

投稿: NightWalker | 2021年9月20日 (月) 09時31分


わたくしも高齢者で、クラブに入っていますが、
死期が近い分、結構、みなさん勝手に行動しています。
運営サイドで理事会みたいのががありますが、そういうのが好きな人が集まっているだけです。
別に行動の強制はされません。

脱退の自由があれば、だいたいの組織は、そのなかに居ても苦しくはありません。

記事は、運営サイドの意見のみに聞き、
記者自身が固定したイメージをクラブに抱いている気がします。

ちなみに、任意で、地域の防災の一助というのも大切と思います。
これも、脱退の自由があればの話ですけれども

投稿: ぐうたらシニア | 2021年9月20日 (月) 12時12分

>ぐうたらシニア 様
コメントありがとうございます。
>運営サイドの意見のみに聞き
これはそうかもしれませんね。会員の意見と会員ではない人の意見、
>地域の防災の一助
個人的には、イヤな思いをしたことがあります。人にもよるんでしょうけれど、大義名分を掲げて大きなお世話というゾーンまで侵入してくる方もいらっしゃるので。

投稿: NightWalker | 2021年9月20日 (月) 12時25分

もし、FIREできる条件であれば、
好き、嫌い、そうでもない、のうち
そうでもないの仕事はもしかしたら、少しは続けられる? かもしれません。

脱退の自由があるのは、いつでも重要です。

脱退の自由がある限り、
自分の住んでいる空間(リアルであれ、バーチャルであれ)、
その環境を守ったり維持したりする
任意での奉仕(ボランティア)はあっていいと思います。

投稿: ぐうたらシニア FIR | 2021年9月22日 (水) 01時43分

>ぐうたらシニア FIR 様
もちろんあってもいいとは思いますよ。
ですが、私は入らない、という話です。

投稿: NightWalker | 2021年9月22日 (水) 01時52分

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