eMAXIS Slimシリーズ 合計純資産総額 1兆5000億円を突破
ふと気が付けば、eMAXIS Slimシリーズの合計純資産総額が1兆5000億円を突破していました。
eMAXIS Slimシリーズ 合計純資産総額 1兆5000億円を突破
2021年9月1日、eMAXIS Slimシリーズの合計純資産総額が、1兆5011億円となりました。
設定後、3年半で5000億円超、7ヶ月で1兆円超、そして、4ヶ月半で1兆5000億円突破です。加速してますね。この加速感だと、2兆円突破も近いのかも。同シリーズの躍進は、インデックスファンドがようやくメジャーになりつつあることを象徴しているかもしれません。
内訳を見てみると、9月1日付けで
- 米国株式(S&P500) 6101億円
- オールカントリー 2623億円
- 先進国株式 2447億円
以上、純資産総額の上位3本でSlimシリーズ全体の74%。さらに500億円超のファンド、
- バランス(8資産均等型) 1112億円
- 全世界株式(除く日本) 820億円
- 新興国株式 702億円
ここまでを含めるとシリーズ全体の92%。Slimシリーズ、2021年の「勝ち組」ファンドです。
快調のSlimシリーズ、今こそ望まれるのは「一物多価」の解消
やはり、米国株式(S&P500) とオールカントリー。この2ファンドの存在が大きいですよね。
オールカントリーは、旧eMAXISシリーズに存在しなかったSlim起源の資産クラスです。MSCIジャパンのマザーを立ち上げて設定した同社の心意気を高く評価するインデックス投資家は多いでしょう。
一方のS&P500は、旧eMAXISシリーズに「eMAXIS S&P500インデックス」があります。純資産総額はというと、
9月3日付で 13.61億円。
・・・・米国株式ブームって何っ?(笑)。
販売会社は、三菱UFJ銀行、山形銀行、中銀証券(インターネット専用)、百十四銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(インターネット専用)、福井銀行の6社。販売会社も少ないですし、日本一のインデックスファンドベンダーの誇りを持って「一物多価」の汚名を返上。そろそろ、旧eMAXISシリーズをSlimに統合して欲しい気がします。まずは、規模の小さい償還寸前の(失礼)ファンドから、骨を拾っていただくというか。
そして最大のターゲットは先進国株式。もしも統合できたなら、その努力でインデックス投資家の評判も上がり、ニッセイ外国株式インデックスファンドを打倒できるかもしれませんしね。
今後も、国内インデックスファンド市場において、偉業を成し遂げつつある同社同シリーズの動向をチェックしていきたいと思います。
コメント