先進国株式クラスインデックスファンド3本の資金流出入を見てみる。 2021
先日、つみたてNISA対象ファンドの資金流入が増えている(けど、ダメなファンドもある)という話を書きました。
はじめに
引用したモーニングスターさんの記事に「つみたてNISA対象ファンド 過去1年資金流入額上位5ファンド」が紹介されているのですが、5本中3本が米国株式、1本がオールカントリー、1本が先進国株式。かつては、インデックスファンドと言えば先進国株式だったのですが、様変わりしたなあ、というところです。
では、先進国株式の資金流入状況って大丈夫なんだろうか、ってことで「先進国株式クラスを買うなら、この3本のうちのどれかを買っておけば今の時点では間違いはないだろう」と私が勝手に思っている先進国株式クラスのインデックスファンドをチェックしてみました。
資金流出入状況はこんな感じ。(2021年は、9/10までの積算値)
各運用会社サイトの設定来データより筆者推計
資金流入の最近の傾向としては、Slim ニッセイ たわらの順。累計資金流入では、ニッセイ2063億円、Slim1748億円、たわら985億円でした。
雑感
全体に資金流入が増えています!良い傾向ですね〜。ニッポンのインデックスファンドバンザイ(笑)。
Slimは業界コスト最安を目指すという掟破りなスペックが功を奏したか資金流入は多いですねー。ニッセイさんも着々と増えています。ちょっとびっくりしたのが、たわらノーロードの直近の伸びです。たわらだけ、2021年9月の時点で既に前年の資金流入を上回っているんですよね。確定拠出年金とか、なにか、資金を集める要因でもあったのかしら。
個人的には、もはや、オールカントリー一筋になってしまったのですが、もし、今、先進国株式クラスからファンドを選べ、といわれたら、ニッセイ外国株式インデックスファンドにします。
インデックスファンドを選ぶ判断基準みたいなのを自分なりに持っていまして、それは次の3つ。
(1)真面目に運用しているか?(ベンチマークに対する追従性)
(2)タイムリーにコストを下げ続けてきたか?
(3)その運用会社は、一物多価ではないか?
(1)は、どこの会社も大丈夫でしょう。みんなプロフェッショナル。問題は、(2)(3)です。ニッセイさんは、3つとも条件クリア。
ただ、私の現実は厳しくかなしい…。今、私が持っている先進国株式クラスのインデックスファンドは、
- One- たわらノーロード先進国株式
- 三井住友TAM-SMTグローバル株式インデックス・オープン
の2本。たわらは問題なしとして、なんとも困ったSMT。長い投資人生、ままならないものであります。スイッチング非課税制度を強く望みます(笑)。
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