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2021年9月27日 (月)

インデックスファンドをマイルールでスクリーニングしてみた。2021/9

昨日のエントリーでは、インデックスファンドの場合、普通の投資信託の選別基準とはちょっと違うのではないか。という話をしました。

具体的には「大きいことはいいことだ」「長く運用できる(期限はない)」「シャープレシオとか直近のパフォーマンスはいいので、コストが安い」の3点。この条件でスクリーニングするとどうなるのか、というのが今回のエントリーのお題です。

インデックスファンドをマイルールでスクリーニングしてみた。2021/9

モーニングスターで検索(2021/9/24付けデータ)。スクリーニング条件は以下の通り。

  • [インデックスファンド区分]のみ
  • [フィーレベル]安い
  • [DC(確定拠出年金)区分][SMA(ラップ口座)区分][ETF区分]除く
  • [償還期間]30年以上 →実質、償還期限なし
  • [純資産総額]100億円以上
  • [資金流入]流入 1年連続

結果、インデックスファンド515件中、31件がヒット。少なっ。・・・いや、選びやすくて良いと言うことで。ちなみに総額3.2兆円でした。各資産クラスの純資産総額Top3までを一覧にしてみました。

資産クラス ファンド名 信託
報酬率
(税込)
純資産
総額
(億円)
米国株式 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.10% 6417
楽天・全米株式インデックス・ファンド
『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』
0.16% 3542
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
『愛称:SBI・V・S&P500』
0.09% 3177
日本株式 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスF 0.18% 606
つみたて日本株式(日経平均) 0.20% 329
全世界 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 0.11% 2813
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』
0.21% 1215
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 『愛称:雪だるま(全世界株式)』 0.11% 352
全世界株式(除く日本) つみたて先進国株式 0.22% 443
野村 つみたて外国株投信 0.21% 418
先進国株式(除く日本) ニッセイ 外国株式インデックスファンド 0.10% 3263
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.10% 2480
たわらノーロード先進国株式 0.11% 1413
新興国株 eMAXIS Slim新興国株式インデックス 0.19% 701
SBI・新興国株式インデックス・ファンド 『愛称:雪だるま(新興国株式)』 0.18% 113
日本債券 該当なし    
外国債券 eMAXIS Slim先進国債券インデックス 0.15% 323
たわらノーロード先進国債券 0.19% 247
ニッセイ 外国債券インデックスファンド 0.15% 183
日本REIT 該当なし    
外国REIT 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.30% 134
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス 0.22% 110
バランス eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 0.15% 1140
つみたて8資産均等バランス 0.24% 512
野村 6資産均等バランス 0.24% 280

おなじみのファンドが並びました。

日本債券、日本REITは、上記の条件ではヒットしませんでした。資金流入1年以上の条件を外すと、次の3ファンドがヒット。ご参考です。

  • eMAXIS Slim国内債券インデックス 0.13% 146億円
  • ニッセイ Jリートインデックスファンド 0.28% 157億円
  • たわらノーロード国内リート 0.28% 112億円

インデックス投資家が迷うべきは資産配分

インデックス投資家の場合、ファンド選びに困ることはあまりなさそうです。何千本のファンドの中から未来の勝者を見つける作業は不要です。その分、運用成績のほとんどを決めるとされる資産配分の検討に集中できます。ただ、これもあんまり悩む必要はないのではないかと、最近の私は考えるようになりました。

3年ほど前、三菱UFJ国際投信さんのブロガーミーティングでSlim3地域均等型のプレゼンのときです。以前からうすぼんやりと感じていた「世界にざっくり分散しておけば、細かいこと気にしなくてもいいんじゃないだろうか」。それでいいんじゃないかと。

基本は時価総額分散。オールカントリーの一択。

もちろん、特別なこだわりがある場合は別です。

  • 米国市場最強。米国株にウェイトを置く。
  • 最小分散のアプローチで日本株と外国株を半分くらいにする(山崎元さんが提唱している日本株:外国株=4:6など)
  • 外国はインデックスファンド。日本株は個別株(日本株式市場の非効率性に賭ける)
  • REITはやっぱり好きだし、財産3分法。

などなど。

それは正解のない解を求める、ないからこそ面白い、ある意味アクティブファンドを探すような作業。よく、リタイア後は暇になるので「ボケ防止を兼ねて個別株投資をしたい」という投資好きの方の声をお聞きすることもあります。

楽しそうだな、と思った時期が私にもありました。

でもいざ早期リタイアしてみると、そんな気持ちには全然ならず(笑)、「今やってる程度で十分。むしろ商品減らしたい」と思う自分がいます。残りの人生、別のことでボケを防止したいし、している今日この頃です。

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