全世界株式型インデックスファンドの比較 2021/8
今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。
比較対象
<MSCI ACWI 連動>
- 全世界株式インデックス・ファンド (STATE STREET)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJ国際投信)
- たわらノーロード 全世界株式 (アセットマネジメントOne)
<FTSE Global All Cap 連動>
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))( 楽天投信投資顧問)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) (SBIアセットマネジメント)
2021/8の比較
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指数→ | MSCI ACWI連動 | FTSE Global All Cap連動 | |||
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2021/08 | SS全世界 | eMAXIS Slimオールカントリー | たわら全世界 | 楽天VT | SBI雪だるま |
1ヶ月 | 2.14% | 2.17% | 2.17% | 2.00% | 2.02% |
3ヶ月 | 4.65% | 4.76% | 4.74% | 4.12% | 3.97% |
6ヶ月 | 16.29% | 16.46% | 16.41% | 15.94% | 15.71% |
1年 | 33.26% | 33.65% | 33.46% | 34.34% | 34.64% |
3年 | 46.47% | - | - | 45.77% | 45.22% |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.5280% | 0.1144% | 0.1296% | 0.212%程度 | 0.1102%程度 |
純資産総額(百万円) | 4,995 | 261,393 | 878 | 117,083 | 33,028 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 4,678 | 235,930 | 814 | 109,847 | 29,917 |
純資産総額前月差分(百万円) | 317 | 25,463 | 64 | 7,236 | 3,111 |
7% | 11% | 8% | 7% | 10% |
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
チェックポイント1 パフォーマンス
この比較シリーズでは、コストやベンチマークかい離ではなく、年次リターンを比較しています。運用力、見えにくいコスト含めて、同じ指数に連動するインデックスファンド同士であればパフォーマンスに反映されるという考え方です。
<MSCI ACWI連動型>
eMAXIS Slimオールカントリーが相変わらずリード。
<FTSE Global All Cap連動型>
今月も、雪だるま優勢です。
チェックポイント2 純資産総額
MSCI ACWIは、オールカントリーの一人勝ち。FTSEは楽天VT優勢ですが、伸び率では今月もSBI雪だるまが、若干上回っています。
今月の雑談
相変わらず、ファンドとしてみるとオールカントリーに死角なし。ひとり勝ちが続きます。
楽天VTのライバルのSBI雪だるま。今月もがんばってますね。とは言え、直近の3ヶ月〜6ヶ月は、楽天VTがまた優勢ですから、また楽天VTが盛り返すかも?
両者には運用構造の差があります。シンプルにVT1本に投資する楽天VTと異なり、SBI雪だるまは、3本のETF※を組み合わせてFTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動させています。バンガード vs SBIアセット、FTSE指数への追従対決であります。
※SBI雪だるまは、最新2021.8.13の目論見書によると、米国株部分が、シュワブ U.S. ブロード マーケット ETFから、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFに変更されています。
いっそのこと、まるごとVTにしてくれた方がファンドを選ぶ側からするとすればわかりやすいんですけれど、VTの経費率が0.08%なので、より低コストなETFを組み合わせて投資先のコストを年0.042%程度に押さえている雪だるまとしては現実問題としては苦しいかも。
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先月に引き続き、年次リターンが高水準にあります。いずれ来る相場低迷の時。その時こそ、長期投資家の真価が問われます。いざというときに資金を投入できるのか。自身のポートフォリオのリスク選好度を決定するに当たって、考慮すべき重要な視点です。個人的にはそれを勘案して、カウチポテトポートフォリオに辿り着きました。注視すべきは、相場の価格変動ではなく自分にとって適切なリスク。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」なのであります。
<ご参考>
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