早期リタイア後の資産取崩しは6年経ってどんな感じか? 2021
早期リタイアして今月末で、まる6年。その後の資産の取崩し、出口戦略の実際(私の場合)について整理してみます。
私は、早期リタイア後、次のように考えていました。
フェーズ1 早期リタイア〜年金受給開始まで
- この間の生活費は現預金(=早期リタイア生活防衛資金)で持つ。
- 生活費は予算は多めに見積もる
- 住宅ローンは精算し、身軽になる。
- 運用資産(年金生活余裕資金)は取り崩さず、そのまま育てる。
早期リタイア後、私の金融資産は、次の2つに分けて管理することになりました。
- 早期リタイア生活防衛資金
- 運用資産=年金生活余裕資金
フェーズ2 年金受給開始〜
- 基本は、年金で暮らす。いつまで受給を繰り下げるかはその時決める。
- 運用資産は、余裕資金として活用。どう取り崩すかはその時決める。
フェーズ2については、6年前はけっこうアバウトに考えていました。大筋押さえとけば、まあ、なんとかなるだろうみたいな。
かなり手堅く臆病な方法論ではないだろうか、と我ながら思います。そして、あれから6年。途中経過はどうかというと・・・。
早期リタイア生活防衛資金 2015-2021
→余剰ができた。
- 生活費は、マージン分程度残った。
- 生活費は私が出しているものの、妻が働き出したのも大きいはず。
- 雇用保険受給分もプラス(計算に入れてなかった)
- 半年だけだが再就職した分プラス。(厚生年金もプラス)
運用資産 2015-2021
→増えた。
- 早期リタイア生活防衛資金の余剰を運用資産に投入できた。
ノーセルリバランスやコロナショックでの資金投入 - この間の相場は好調だった。
後者は、今後の要注意事項です。資産運用はひたすら航路を守りたいと思います。
早期リタイアフェーズ2 2021の考え
→だいぶ具体化しました。
- 加給年金を考慮し厚生年金は65歳から受給。
- 基礎年金は70歳まで繰り下げ。
- 企業年金は受給開始
- 運用資産は、定率ルールで取崩し余裕資金として活用
- お金を使う体力がなくなったら、定口(期間指定)ルールで現金化する。
資産運用、目下の最大の課題は、定率ルールのオペレーションをどうやってカンタンにするかです。取り崩し時までにやっておきたいことは2つ。
- 保有金融商品を減らす。
- 定率、定口(期間指定)の自動売却サービスのある証券会社に投信を移管する。(SBI証券がサポートしてくれればいいんだけど)
どっちもしんどいなあ(^^;)。
コメント
こんにちは。初めてコメントいたします。
>>お金を使う体力がなくなったら、定口(期間指定)ルールで現金化する。
これに関して質問ですが,仙人様はお子様への相続はあまり考えていない,若しくは投資信託などの状態での相続は考えていないということでしょうか。
自分の場合は当初は自分と妻さえ手持ちの金融資産で逃げ切れれば十分と考えていましたが,最近は高校生になった子供の能力の余りの乏しさに相続で下駄を履かせてあげないと,他人との生存競争に勝てないのではないかと思うようになりました。はい,親バカです。ならば,自身の高齢化に伴い極端に安全資産に振るのでなく今のアセットアロケーションをずっと維持し続ける(子への相続後も)のが良いのでは?と考えておりまして,その辺りの仙人様のお考えを聞かせて頂ければ幸いです。
投稿: 一読者 | 2021年9月14日 (火) 10時33分
>一読者 様
コメントありがとうございます。
>今のアセットアロケーションをずっと維持し続ける(子への相続後も)のが良いのでは?
実は10年前までは、そう考えていました。プチ王朝システムですよね。特に個別株の場合、ロマンがあります。
しかし、母の介護をやっていて少し考えが変わり、最後は流動性の高さ、すなわち現金の方が、私の妻の場合、扱いやすいんだろうな、と考えるようになったのです。
ムスコたちについては、リスク資産は自分で積み上げていけば良いのです。それを間接的に支援したり私の価値観を伝えはするけれど、押しつけない。そんな風に今は考えてます。
まあ、何かの間違いでうっかりたくさん遺産が残る事態になったら、自ずとリスク資産を継承することにはなるとは思います。
投稿: NightWalker | 2021年9月14日 (火) 10時53分