早期リタイアとシニア起業
日経マネーのまなび、大江英樹さん。
はじめに
記事は、「70歳まで会社に残って働くという人も増えて」いきそうな昨今、「定年を機に独立して自営業やフリーランスになる人も増えてきている」一方、「必ずしも全てうまくいくわけではなく、起業したもののその後廃業してしまう人も多い」とのこと。
自らもシニア起業の実践者である大江さんが、うまくいかない人の特徴を3つ上げています。
(1)見栄えにお金をかけ過ぎる
(2)資格を取りたがる
(3)ビジネス交流会に出たがる
さもありなんという感じがしますね。本来、何が大切かと言うと、ビジネスの中身そのもの。
「過剰な見栄え」や「肩書きに過ぎない資格」や「表面的な人脈」が、そう簡単にお金にはならないことは、長いサラリーマン生活で身に染みてわかっているはずなのに、なぜシニア起業するとそのワナにはまってしまうのか。人間の業とでもいうんでしょうか。個人的にはそちらの方に興味があります。
早期リタイアとしてのシニア起業
ちなみに早期リタイアした私が思うには、シニア起業するなら、まず、売上がきわめて少ない自由業と言う状態を考えておくのがいいんじゃないかと。開業資金=残りの人生の生活費・・・って、早期リタイアそのもの(笑)。これなら「見栄え」も「資格」も「人脈」も不要です(あってもいいけど)。注意点は、開業する場合、雇用保険をもらってからにすることでしょうか。
私の場合、「早期退職」→「求職期間(雇用保険受給期間)」→「再就職」→「半年で退職」。そして、次の確定申告と一緒に文筆業として開業届を出したとたんに本の執筆依頼が来て、本を一冊、上梓することに相成りました。運命とは流れに乗ることだったのであります。
そういえば、ブログ以外、文筆業っぽいこと最近してないな(笑)。
余談
最近、また、早期退職制度の適用が増えているようです。
これ、名目は、「新技術時代への世代交代」ですが、対象が55歳以上ってことから察するにバブル世代の定年延長対策ですかね。有り体に言って再雇用70歳時代になる前にとっとと追い出したい(^^;)。
起業に限らず、シニア、特に55歳以上の再就職は大変です。「捨てる神あれば拾う神あり」とはいうものの、退職金の上乗せにくらっと来て辞める前に、「売上ゼロの自由業」の可能性について検討しておいても損はないとは思います。
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