1928-2021 ダウ平均の長期推移
ダウ平均の長期推移2021/8アップデートです。前回のエントリーはこちら↓
1928-2021 ダウ平均 の長期推移
最初に、加工無しの長期のグラフ。
次に、縦軸を対数にして絶対値ではなく倍率で見てみます。(ご参考エントリー:複利の力を直線化する)
米国株は長期上昇。
さらに私の感性で補助線を引いてみます。
一本調子で上がってきたわけではなく、20年おきくらいに上昇期と停滞期を繰り返しているのがわかります。100年前の大恐慌を除くと、ブラックマンデー(1987年)もリーマンショック(2008年)も歴史の1ページ。ショックは、上昇期と停滞期のスイッチになっているときもある、と言う程度。
まとめ
- 100年単位で見ると、米国株は上昇し続けている。
- 20年単位程度ではそうとは言い切れない。ずっと一本調子で上昇し続けるというわけではない。
- たまにある暴落は、長い目で見ると小さな出来事。
雑感
前回このグラフを見たのはコロナショック直後でした。このときは「コロナショックは長引く→最近の堅調ぶりは変だ→きっと二番底があるに違いない、という推論に、あるいはその逆の推論に、長期投資家としての私は違和感を感じる」と書きましたが、あらためて、短期的な予測はむずかしいなあと感じた一年でした。
長期投資家として信じるべきは、株式のリスクプレミアム、長期的な期待リターンへの平均回帰なのであります。
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