米国株&先進国株のPER上昇中 〜長期投資家は何をチェックすべきか?
マイ・インデックスさんの「世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新)」を久しぶりに見て、PERが結構上昇していることに気が付きました。
絶好調の米国株&先進国株 PER上昇中
2021年7月は、
- 全世界 29.8倍
- 先進国 32倍
- エマージング国 18.9倍
普通。平均は16倍程度というのが私の認識ですが、先進国のPERは32倍。結構高いです。全世界のPERも引っ張っている模様。ここで、「PERの新しい水準」的な議論が出てくると何やらきな臭い感じもしますが、まだあんまり見かけないような気はしてます。
先進国の中で象徴的なのが、米国です。7月は、37.9倍となっていました。PERというのは、今の時価総額を企業の今の利益で何年で回収できるかという意味合いです。とするなら、ざっくり38年分。
同サイトからここしばらくの米国PERの推移を拾ってみますと、
この1年ぐらい、イヤな感じでPER上昇中といったところ。
長期投資家は何をチェックすべきか?
一方、我が国。日本株はどうかというと、同じく同サイトによりますと、
健康的なゾーンへ絶賛停滞中(^^;)。これが「一足お先に」なのか、例によって「出遅れなのか」はマーケットの神さまのみぞ知るであります。日本って、昔から言われていますけど、相変わらず株価的には先進国と言うより新興国なのかなー。逆襲して欲しい気はもちろんしています。
さて、話は戻って、米国株のPER。WSJのサイトの情報ですと、S&P 500 IndexのPERは、8/13付け 31.31 予想22.29ですから、マイ・インデックスのPERが高めに出ているだけなのかもしれません。
株価が高いか安いかという判断は私には不可能(に近い)、というのが私の考え。では、長期投資家は何をチェックすべきでしょうか?
長期投資というスタンスを前提とするなら、株価や株価指標ではなく、自分が今現在取っているリスクに着眼して自分の資産を見ることが重要です。わかってはいるけれど、ついつい射倖心が芽生えてくるのが人間というもの。このコロナ相場でお金も増えて余裕ができたし、ちょっと別の投資法も試してみるかー、みたいな。
株価や相場ではなく、「自分にとって適切なリスクを取り続ける」。これを今一度徹底していきたいと考える今日この頃です。まあ、ほっとけばいいんですけどね(笑)。
今日も今日とて、航路を守れであります。
コメント