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2021年8月 2日 (月)

「米国株100%、日本株は不要」という人の落とし穴

東洋経済ONLINE、山崎元さん。

日本株にも「そこそこ投資してもいい」

記事は、日本株は不要という意見もあるけど、日本株にも「そこそこ投資してもいい」んじゃないかとのことでした。

  • 日本人である以上、円建ての株式リスクをある程度持つことが合理的
  • 日本企業のほうが株主本位の経営による株価上昇のポテンシャルが高い

後者はさもありなん。個別株はもちろん、市場全体でも、アベノミクスの最初の吹き上げは、リーマンショック後、世界の復活を尻目に日本は何もせず低迷してたおかげというか。長期投資家的には、2008〜2012の間は、絶好の買い場になりました。

そんなことを踏まえながら、山崎さんは、4つの選択肢を例に挙げています。()内は私のメモ。

(1)国内株式50%+外国株式50%(GPIFはこのパターンですね)
(2)国内株式40%+外国株式60%(山崎さんが昔から提唱しているやつ)
(3)日本株を含む世界株式100% (ご存じオールカントリーやVT)
(4)日本株を含まない世界株式100%(MSCIコクサイ+新興国)

どれが良いか判然としないものの「個人投資家にとっては(3)で割り切るのが最も簡単で現実的かも知れない」とまとめておられました。今の私は、(2)から(3)への移行中というような状態にあります。ムスコは、最初から(3)。

雑談・余談

日本株の失速中の理由のひとつに、山崎さんは「ワクチンラグ」を上げてますが、どう復活するんでしょうねー。

(1)希望者全員がワクチンを打つ(早期に接種した人は3回目も接種する)。
(2)コロナを指定感染症(来年1月が延長期限)から外す。
(3)政府が意を決して終息宣言する。

こんな感じ? ワクチンラグの原因のひとつに優柔不断があったことを考えると、(2)(3)がサイコーに難しそうな気がする…。それはさておき、長期投資家的に気になるのは、やはり長期的な話。

産業革命が「科学をお金に換えること」だとするなら、20世紀後半〜21世紀前半は「論理学をお金に換える時代(IT)」。ここでの覇者は米国でした。次に訪れるのが「生命科学をお金に換える時代」だとしたなら、今回のmRNAワクチンはその転換点のひとつになるのかも。これらの技術は核技術、ITのように安全保障とも絡むヤバい技術です。またしても、覇者は米国なのか。日本もおこぼれにあずかることができるのか。

私にはわかりません。結局、どこが覇者になってもいい「日本株を含む世界株式100%」にやはり行き着いてしまう私でした。

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