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2021年8月16日 (月)

アーリーリタイアと、のんびり生活

「早期リタイア後、何をしたいですか?」と言う質問に対して、「のんびりしたい」という答えをたまに聞きます。

はじめに

日々時間に追われるサラリーマン。この願望わからなくもありません。その「のんびり生活」の象徴的行動として、たくさん旅行したい、ドライブしたい、美味しいものを食べまくりたい、何かに向かって叫びたい等々があります。

私も、早期リタイアした当初は、近場の温泉にも行ってみたりしました。どっちかっていうと妻の発案。30有余年に渡るサラリーマン生活の慰労かな。それとも単なる口実か。

アーリーリタイアと、のんびり生活

しかし、その世間一般でいうところの「のんびりっぽい行動」はその程度。しばらくして再就職し、その再就職先も半年で辞め、再度早期リタイア状態になったころには、その手のステレオタイプな早期リタイアの感動はすでに失われておりました。

端的に言えば、私にとっての「のんびり」って温泉旅行に行くことじゃなかったんですよ。

他にも、早期リタイアしたらやろうと思っていたことは、ことごとくやってません。

リタイア後に私が期待していた「のんびり」って、会社に行かなくていいことそのものに過ぎなかった、ということに遅ればせながら気が付いたのであります。Blue Mondayから他人よりお先に解放された早期リタイア自体が、既に「のんびり」なのです。

現実は、何もしないわけがなく、あれこれやっているうちに一日は過ぎていきます。そもそも会社を辞めた程度では、日々の生活の忙しさから完全に開放されるわけではありません。私の場合で言えば、早期リタイアの目的のひとつでもあった母の介護などなどがそうでした。

もちろん、たまには何やら企画して行動したりもします。

でも、遊ぶのだって疲れます。「元気に遊ぶ」ことは、「忙しく働く」こととある意味似ているのです。実際、仕事が楽しいものであれば、それは「遊び」と同義と考える人も多いですよね。私にとって、「遊ぶ」ことは遊ぶことであり、必ずしも「のんびりする」ことではなかったのでした。

のんびりってなんだろう。

そんな他愛もなくのんびりしたことについて、のんびりしながら考える今日この頃の私でした。

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